第20話
アカネは空間転移が可能で、空間に「穴」を開けることができる能力者だ。
量子テレポーテーション。
…いや、“量子もつれ”って言葉を聞いたことない?
すごく難しいんだが、簡単に言えば、『粒子同士に強い結びつきができる現象』って意味。
これも「物理」の教科書に載ってて、確か
『2つの粒子が強い相互関係にある状態で、粒子のスピン、運動量などの状態をまるで「コインの裏表」のように共有する運命共同体のような状態を指す。 例えば、一方の粒子を観測したときのスピンが上向きであれば、もう一方は瞬時に下向きになる』
的なことを書いてた。
ようするに、アカネはこの量子もつれの原理を利用して“自由に空間を移動”することができる。
上の説明だけじゃ何のこっちゃって感じだろうが、マジでどこでも行けるんだ。
チートじゃね?
瞬間移動ってレベルじゃない。
宇宙にだって行けるんだぜ?
行ったところで酸素がなくて死んじゃうだろうから、試したことはないみたいだが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます