第24話 ロドロア潜入



 ロドロア潜入の作戦を話し合った後、僕はもう時間が無いと学校にお国から指令を受けたと伝えつつも休学申請を行い、四人でハインフィードへと戻った。


 四人、というのはミリアリア嬢も来ることになったからだ。

 まあ、彼女の使用人も加わり正確には九人だが。


 少しでもお返しに、と僕が居ない間ハインフィードの手伝いをしてくれるらしい。

 領にはカールが居るとはいえリーエルは一人でお留守番となる。

 領地運営にて即戦力になる程かはわからないが僕が戦争に出ている間の話。精神的には助かるだろうから友達が居てくれるのは都合が良い、と僕からも留守中リーエルを頼むとお願いした。


 それからハインフィードに着いて即日で行ったのは英雄の墓への遠征。

 ライアン殿が留守にする間、負担が掛からりすぎない様に数を減らしておこうというもの。

 留守の間も英雄の墓へと行くのは全員が数十年クラスのベテランたちなので心配は要らないだろうが、当然の様に負担を掛けるのをよしとしてはいけないと決行を決めた。


 当然、ミリアリア嬢はお留守番だ。

 その間にお仕事を教わる算段である。

 と言っても家の内情は秘密なので領地活性化の方を手伝って貰う為に進行状況を知っておいてもらうという話なだけだが。


 そうして行われた二週間足らずの遠征では、皆で本気を出してガリガリ魔物を減らした。

 当然、僕とリーエルも魔法を死に物狂いで撃ち続けた。

 そのお陰か、いつになく森の中の魔物を減らせたと騎士たちが言っていたので、これで町の防衛は暫くは安泰だろう。


 町に戻ってからは大量に回復薬を用意した。

 国からの権利の確約は貰えたので国には隠し立てする必要も無くなり、サイレス家と皇家にも送ることとなったからだ。

 その後は数をストックして町中に卸せる量を確保できてから流すつもりである。

 薬草の買い取りや瓶の製造も規模を拡大する様にと、リーエルに設備の増産や人員のやりくりをお願いしておいた。


 当然、回復薬は僕らも持っていくが行く人数が十二人なのでそれほど数は必要ない。

 周囲に人が居なければ僕の回復魔法も使えるので五十もあれば十分だろう。

 とはいえ大瓶なら嵩張らないので予備で百本分以上は入る大瓶を一つくらいは持っていくが。


 回復薬の総量もこの三か月近い時間で四千本ほど出来ている。


 戦時という事で千本を皇家へ、五百本をサイレス家へと送る手筈になっている。

 凡そ、二十倍程度に効力を弱めたものだ。グランデ家に送ったのは八十倍程度なので差は隠してくださいと父上には伝えてある。


 宮廷への書状にはリーエルの文章力にて頑張って無理に効力を上げた様にとらえる事もできる文を作って貰った。

 なので、市販に流すのはその程度が良いだろう、と考えている。

 それでも十二分に画期的だと思われる事だろう。


 そんなこんなで、バタバタしたままに送る物だけ作り指示を飛ばして、そのまま準備して僕らはロドロアへと向かった。




 そうして一週間程度の強行軍とも言える道程を経てロドロアへと到着した。

 皇軍が集結するまでは凡そ四日と言ったところだ。


「着きましたぞ、婿殿!」

「いや、うん。一緒に来たんだからわかってるよ?」

「何よ、風情が無いわね! そこははしゃぎなさいよ!! 着いたぁぁって!」


 両拳を天に突き上げながら背伸びして言うエメリアーナの声に団員たちが『がはは』と笑う。

 彼らの笑い声は何故か『がはは』で統一されている。

 流石に女の子のエメリアーナはドヤ顔でふふんと笑うだけだが。


 そうして、辿り着いたロドロアの町。

 ハインフィードは巨大な大都市が一つある形の領地だが、ロドロアは幾つかの町と村が周辺に点在する形となっている領地。

 歴史も力もある侯爵家なので町が二つあり、町に近い規模の村もある程に大きな領地だ。

 それでも一番端となるこの町より先は強い魔物が出るので、手前側に村が点在する形だが。


「ふむ。道中の村でも思いましたが、意外と活気はあるものですな……」

「物流は止めてないからね。領民は深刻な状態には陥ってない筈だよ」


 後の統治も結局はアステラータ帝国がすることになる。

 反政府組織の温床となっても困るので民には出来るだけしわ寄せがいかない様にする心積もりの方がお互いにお得なのだ。


「それにしてもライアン殿たちには大変な面倒を掛けることになってしまって申し訳ない。

 本当ならば国が残してきたつけだから最初は傍観すると決めていたんだけど……」

「なんのなんの! 他国の侵略であれば国の兵が出るのは当然の務め!」

「そうであるな! エメリアや婿殿と戦場を駆けるのもこれまた乙よ!」


「「「確かにのぉ!!」」」


 たった十人ちょっとでも彼らの騒がしさは健在である。

 しかし近くに人が居ないとはいえ、大声で他国の侵略とか言わないで欲しいのだが……


 そう注意しつつも談笑しながら道を進んでいき、ハンターギルドの近場で宿を取り、時間も無いので早速ギルドへと足を運んだ。

 僕のギルドカードはハインフィードにて急遽作った物。

 皆普通に上級のカードを持っていたので、偽装で作ったのは僕の物だけだが。


「うーん……どうせなら僕も自分の力で作りたかったなぁ」

「ふっふーん。気持ちはわかるわ。いいでしょ?」

「がはは! 婿殿も相応の力はあるのだから、変わりはあるまいて!」


 そんな事を話しながらも中に入るが、流石にハンターギルドはガランとした空気。

 元がどうだったのかは知らないが、明らかに人が少ない様を見せている。


「ええと、もしかして村からのご依頼ですか……?」と困惑気味に受付嬢が問う。


「いえ。僕らは傭兵団の様なものでして。

 戦争があると聞いて稼げるかなと思ってやってきたのですが……」


 実際どうですかね、と彼女に直接訪ねてみる。


「ああ……そういう事ですか。

 そのとりあえず募集はされておりますが、それ程条件はよくないですよ。

 個別に表彰されるほどに力があれば別でしょうけど……」


 そう言って彼女は募集要項の記された紙を見せてくれた。

 そこには安い基本給が書かれていて戦い切り戦果を挙げた者には、全員に金貨一枚の褒美を出すとされている簡潔な書面。


 つまりは、死んだらそれまでで見舞金は無し。

 戦果にも労いがあるかも怪しい。

 そんな簡素すぎる書き方だ。


 出す気があるならもっとガツンと書いた方が良い気がするけど……


「その、魅力的には見えないのですが……その割にはハンターが少ないですね」

「ああ、そっちは別ですよ。スタンピード対策で今総出で山狩りを行っているんです」


 独立を宣言した為、近々戦争が起こるというのは周知の事実らしく、その前に一度森を綺麗にすると領主主導で魔物の殲滅が行われているらしい。

 給与は完全歩合制。

 そう言えばまだ聴こえは良いが、言ってしまえば自分たちで倒した魔物が自分たちの物というだけのただの強制のお仕事らしく、不満が溜まっているのだとか。


 普通であれば強制招集の場合、多少豪華な振る舞いがされるが今回はそれも無いらしい。

 強制で呼び出したのだから酒や肉くらいは用意しろ、という不満の声が出ているそうだ。


「ええぇ……その程度なら余裕でやれるでしょ。馬鹿なのかな。

 今不満を溜めたら兵力が集まらなくなるだろうに」


 流石に金は結構な額をプールしている筈だ。金も無しに戦争などできないのだから。

 物資も流れているのだから他所からだって買い付けられる筈。

 一番不満が溜まり易いこの出だしでケチったら普通に終わると思うんだが……

 いや、どっちにしても終わりだからもう諦めて逃亡ルートでも考えているのだろうか?


「そうですよねぇ。

 街中に敵兵が入ってきたら住人もただでは済まないって聞きますし、心配です……

 本当に何でこんなことになってしまったのか」


「原因は定かではないのですか……?」と、離反した理由を尋ねてみると、備え付けの酒場で酒を呑んでいた片手の指が無い男が木のコップをテーブルに叩きつけて声を荒げた。


「んなもん! 国がロドロアを捨て石にしたからに決まってんじゃねぇか!!」

「悪いな。余所者なんだ……どんな非道な行いがあったのか、聞かせて貰えないか」


 情報を貰えるならば貰いたいので、そう言って彼の方へと歩みを進めた。


「生き残れたならば伝えていきたい」と彼に告げれば「おう! 聞いて後世に残してくれ!」と彼は大声を上げた。


「国はな! ルース男爵領で起こったスタンピードをロドロアに押し付けやがったんだよ!!」


 ルース男爵領と言えば、ロドロア程じゃないが少し国土の外に面した土地がある領地だ。

 確かに、スタンピードで魔物が向かってもおかしくはない。


 しかし、その少しの面積をピンポイントで抜けたのか。

 確かに小領地のルース男爵領じゃ厳しそうだが……

 だとしても、ロドロアがその討伐を負う必要は無いはずだ。


「何故、ロドロアが戦力を出す事になったんだ。

 普通は自領地での討伐。それが出来なければ国軍に出動を願うものだろう?」


 ただ、国軍に頼るというのは防衛する能力が無いと申告するのと同義。普通は頼まない。

 だからルース男爵がロドロア侯を頼ったという形ならば話はわかるのだが……


「近いから行け、労いはする、とか言っていざ討伐を終わらせてみたら到底見合わない金額を渡されただけで終わらせたんだとよ!

 見ろ! そのしわ寄せがこの手だ!」


 と、親指だけ残して指が無くなった手を見せる男。

 治るとはいえ治療するには最低でも金貨一枚。平民年収の半分以上の金額が必要となる。

 治療していない所を見ると金は無いのだろう。それは確かに絶望もする。


 今日は山狩りの為に封鎖されていて薬草採取にも出れないから呑むしかないんだと彼は言う。


 その前にも色々とあったそうだ。

 強い魔物が出る地で貿易関係で潤っているのだから、と他貴族が国を唆してロドロアだけに関税を下げさせる政策を打たせたり、過去には領地が危険になるほど兵を徴兵して死なせ、その後の労いもなかった。


 そうした不満が溜まりに溜まり続け、ロドロア侯爵はとうとうキレて立ち上がり独立を決めたのだそうだ。


「そりゃ、怒るわ……国を守ってる人間にそれは無いわ。馬鹿にしすぎだろ」


 流石に労いが満足に出来ずとも国の指示で戦わせたのであれば、最低限皇族が慰問に訪れて労う姿勢を見せ国の兵を防衛の為に残すとか、目に見える形で戦った兵を表彰するなりして気持ちを静めてやらねば強い不満が溜まるに決まっている。

 それ以外だって金のかからない政治面での優遇などやれる事はあっただろうに。


 少なくとも軽く見てはいないという姿勢を残る形で見せねばダメだろう。

 確か、陛下も今回の挙兵で国庫が危ういとは言っていたので金銭的には満足な労いが難しかったのかもしれないが、それにしたってお粗末すぎる対応だ。


「だよなぁ!! ちくしょぉぉぉぉ!!」


 彼は泣きながらに再び注文した酒が届くと同時に煽る。


 彼の言った通りなら確かに酷いが、それにしても独立すればもっと酷いことになるとわかってたのだからロドロア候は民の為にも他の方法を考えて耐え忍ぶべきだったのだけど……


 いや、中央への太いパイプすら無ければもう絶望しか見えない状態に陥っても仕方ないのかもしれないな。


 ロドロア候がどういう人物かは知らないが、それが事実なら流石に同情してしまう。

 とはいえもう独立は今更取り消せないし、侯爵一派の死刑は免れない。


 だからもう何を言っても栓無き事だが、それでもやっぱり気持ちは勝手に動くものだ。

 僕はもう少し国の改善にも心を向けるべきなのかもしれない……


 そう思っていると何故かエメリアーナが男の前に立った。


「おじさん、泣いても何も解決しないわよ……

 私も散々泣いたけど、救われたのは自分たちで動き出してからだった。

 だから泣くのは良いけど、腐るな! あんたは酒の前に先ずこれを飲みなさい!!」


 そう言って彼女はバンとテーブルを叩いて回復薬を一本テーブルの上に出した。


 お、お前……気持ちはわかるけど、何やってんの!?

 その話がロドロア候の所まで行ったら僕ら呼び出されるじゃん!!


 そう思うが、止めようと思った時にはもう後の祭り。

 エメリアーナは男の顎をガッツリ握りしめて口を空けさせ、回復薬を流し込んでいた。


「なっ!? んぐっ、んぐっ、んぐっ、って何しやがる!!

 いや、不味くはねぇが……これがなんだってんだよっ!!」


 あーあ……やっちまった。

 とりあえずもう手に入らない秘薬って事にするしかないか……


 と、エメリアーナを引き寄せて強い口調で「作戦に支障が出るから黙るか口裏を合わせろ」と指示してから男に向き直る。


「あぁ……何してんだよ。これはもう手に入らない秘薬だってのに。

 その、こんな時だからこそ他言無用に頼みたいんだが……」

「いや、だから何だってんだよ! ん……? なんかムズムズしてきた。

 えっ!? もしかしてこれ……再生、してるのか?」


 場所が手だったからか再生がわかり易く、ゆっくりと生えてきている様が見て取れた。

 最新型の一番効果が高いのだ。軽く全回復までいくだろう。


「こ、これ、もしかしなくても滅茶苦茶高いだろ……そんな額なんて払えねぇぞ!?」

「そうだよな……求められても困るよな。こいつが勝手に飲ませてしまったものは仕方ない。 

 だが、こちとら傭兵の長を務める身だ。

 領地を助ける為にと領主側に無い物を出せと脅され拷問されては堪らん。

 飲んだ分はくれてやるから他言は無用だ。それくらいは頼めるよな?」


 口調を少し乱暴に変えて男に告げると、彼はコクコクと頷く様を見せた。

 そうして一先ずはギルドを後にして宿に戻るとエメリアーナが頭を下げた。


「ごめん。売る金額考えたら普通に出せると思ってつい……」

「うん。やっちゃったものは仕方ない。これからは改めて。

 最悪は力を見せつつ物は出せないが先陣は切ってやるとか言って前線に逃げるから大丈夫」


 本当ならばお説教をしたい所だが、ここで思い詰められては危険に繋がる。

 まだバレてないし問題が起きても大丈夫な様にすると伝えてエメリアーナを落ち着かせた。


「前線に、逃げるって、大丈夫なの……?」と言葉を詰まらせて不安そうに尋ねる彼女。


「うん。僕らの任務はサンダーツ軍を弱らせる事だからね。

 野営にも慣れているし、僕らがロドロア軍だと思わせられれば外に出ても問題は無い。

 一番重要な事は、僕らが向こう側だって事をどちらにもわからせないことだよ」


 皆にもこれだけは覚えていて欲しい―――――――――――


 と、道中にも話したことを大切だからともう一度ハインフィード騎士団の皆に伝えた。


「流石に公に同士討ちをしたと知られれば皇帝陛下も罰を与えなければ立場が危うくなる。

 そうなってもサンダーツ家が国に反意を持っていて秘密裏に動いていた事を明かす可能性は高い。その場合は同士討ちとはならないが、国が傾いている今はそれも絶対とは言えないんだ。

 だから、戦場には傭兵団のスタイルとして合わせたこの衣装で姿を隠す」


 と持ってきた赤と黒の全身ローブを出して纏って見せる。

 腰には太いベルトが巻かれ、口元には防護マスクを着けフードも一緒に固定する形となっている衣装。


「戦場では常にこの恰好で行動し、徹底的に素顔を晒さない形を取りたい。

 そのくらいには隠したいものだと知っておいて欲しい」

「なるほど。顔の周りが破れない様に立ち回ればよいのですな。

 まあその程度、多少やれるのが居てもやれましょう。エメリアも気を付けるのだぞ?」

「わ、わかってるわよ! やる事がわかったならもう間違わないっての!!」


 随分と軽く言うが、確かに彼らならばできるのだろうな。

 それに下手に重い空気にならないのもありがたい。

 僕だって経験の無い事案だ。精神くらいはできるだけ落ち着けて当たりたい。


「うん。エメリアーナも含めて皆が信じられるってのはわかってる。

 僕も期待に添うように努力するからよろしくね?」


 うん。皆が真っ直ぐなのはもう理解して居るよ。

 曲がってって指示を出した時に曲がってくれるかはわからないけど。


 そう思ったが口には出さないでおいた。


「がははは、お任せくだされ!

 小面倒な事情はわかりませぬが、婿殿の指示は簡潔的確ですからな!

 なんてことはないですぞ!」

「ありがとう。じゃあ、戦が始まるまでの指示を出すね?」


 コクリ、と皆頷いてこちらを仰ぎ見る。


「戦争が始まる日まで自由に豪遊してくれ。お金は僕が出す。以上だ!」


「むぅ……?」とライアン殿が首を傾げる。流石に簡潔過ぎてわからなかったらしい。


「あまり早期に強制徴兵が掛からない様に力を隠しつつ潜伏だね。

 遊ぶのは下に見られすぎても困るから稼いでいる事を知らせる為だよ。

 戦いになるまでの休暇として丁度良いでしょ?」


 という事でお金を渡します、と一人金貨一枚渡していく。


「こ、こんなに宜しいので?」

「ふふ、ロドロア候が戦い終えて金貨一枚だって言ってたからね。

 格が違う皆には先払いだけでもこのくらいは必要だよね?」

「がははは! 流石は婿殿! 侯爵など格下扱いですかい! こりゃ痛快だ!」


 そう言ってはしゃぎ始めるハインフィード軍。


「ねぇ! リヒトも一緒に遊ぶのよね?」と、エメリアーナも気持ちを落ち着けて楽しそうにしている。

 だが、その誘いには頷けない。


「いやっ……僕は情報収集もあるからそれが終わるまでは無理だよ?

 皆に万全な状態を作る為にもここは手を抜けないから」

「はぁ? 私一人で何しろってのよ……いいわよ。じゃあ付き合ってあげる!」


 いや、僕は一人でいいんだけど……

 そう思いつつもエメリアーナが一人になるつもりなら一緒の方がマシだ。

「じゃあ頼むよ」と明日からはエメリアーナと二人で行動することになった。



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