【完結】宮本武蔵、異世界を斬る! 〜日ノ本の剣聖は異世界に転移しても剣を振るい、女子高生の弟子とともに異世界最強の大剣聖となる~
岡崎 剛柔(おかざき・ごうじゅう)
第一話 転移してきた本物の剣聖
最初に目が覚めたとき、その男は眼前に広がる光景を見て
(ここはどこだ? 俺はどこに迷い込んだ?)
つるつるとした白く硬い地面の
天井に
金属の
まったく見知った光景がないことに男は驚き、もしかすると自分は
男は鍛え上げられた肉体を持っていた。
無造作に伸ばされていた長髪を後頭部の位置でまとめ、放浪生活が長かったことを感じさせるほど皮膚の色が
雰囲気はどこか
だが、断じて男の
そして、その男――
(そうだ……俺はあの光の滝に飲まれたのだ)
確か自分は
避けようと思ってもあまりの不可思議な出来事に足が動かず、
「よくぞ参った、異世界からの
突如、広々とした室内に腹の底まで響くほどの声が響き渡った。
声を発した主は、白髪の頭に金の
「ふざけんな! 何が勇者だ! そんなことより、ここはどこなんだよ!」
「ぼ、僕たちはどこに連れてこられたんですか! これは
「ねえ、これってテレビの
そして武蔵がいた大広間には十数人の少年少女たちもいたのだが、老人の一声をきっかけに少年少女たちは大声でわめき始めたのだ。
武蔵が見たところ、少年少女たちは同じ
年齢は十五から十七ほどだろうか。
男は身体にぴったりと合った上下とも
「ふむ、やはり見せねば納得せぬか……アリーゼ」
老人は隣にいた少女にあごをしゃくった。
「かしこまりました」
アリーゼと呼ばれた少女が数歩前に出た。
すると少年少女たちのわめき声がぴたりと止んだ。
それほど少女の
外見はまさに天女と呼ぶに相応しい
年齢は
一本一本が上等な
またアリーゼと呼ばれた金髪碧眼の少女は、花の
どことなく
「異世界から来た〈
アリーゼはそう
その方向に立っていた南蛮の侍が、慌ててその場から離れる。
次の瞬間、少年少女たちと武蔵は激しく
アリーゼが何やら呪文を唱えた直後、開いていた左手の先に〝人間の頭部ほどの大きさの火玉〟が出現したのだ。
それだけではなかった。
さらにアリーゼが「
やがて室内全体に爆音が
(馬鹿な! そんなことがあるのか!)
武蔵は目の前の光景に大きく目を見張った。
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【あとがき】
「面白そう」や「これから楽しみ」と思われた方はフォローなどしてくれると嬉しいです。
そして現時点で作者はカクヨムコン9用の新作を発表しております。
【タイトル】
【連載】追放された元荷物持ちによる、現代ダンジョン配信のイレギュラーなバズり方。そしてすべてを取り戻した元荷物持ちは英雄配信者となり、追放した側の探索者PTはすべてを失う以上の地獄をみる
ご興味があれば、是非ともご一読ください
よろしくお願いいたします
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