第4話 どうします…
みなさん名残惜しいですが帰ります。
「俺…その辺のカプセルか…ビジネ…に泊まる…」
オサムさん、たくさん飲んだのとテンションが高かったのと…みんなが無事帰った安心感とで…完全にダウン寸前でした。
「どうします…堀先輩…」
どうもこうもないんだが…
この泥酔男をホテルに突っ込むのもね…
ホテルが拒否するし…本人も翌朝うろたえるだろうね…
「うちに泊めるよ…」
埼玉の我が家までタクシーで帰ることになりました。
行先がほぼ同じの後輩のエリと相乗りでね。
オサム、僕、エリはタクシーを拾いました。
まだ県境の荒川を超える前でした。
急にオサムさん…
もどしそうになりました。
「停めて! 停めて! 」
あわてて車外に出しました。
それでも少し汚してしまいました。
「かんべんしてくださいよ! 」
ドライバーさん、怒るよね。
「すいません、すいません…」
僕と後輩は精一杯謝り、クリーニング代として多めに清算しました。
まだ埼玉の僕の家までは遠いです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます