鬱とは

 朝、布団から出たくないのは鬱病だと、どこかで聞いた。

 私は毎日布団から出るのが嫌で、いつもギリギリの時間に起き上がってギリギリの時間に家を出る。

 布団から出られない理由はよく考える。私は朝いつも眠いからなだけかもしれないし、布団の温かみが好きなだけかもしれない。だが、一番頷ける理由があった。


 毎日無遅刻無欠席。


 私の成績表に書いてある欠席数は0。決して努力ではない。ただの習慣だ。昔から学校は行くものと考えていたからだ。学校に行くのは当たり前で、学校が嫌だから休むなど言語道断だと思っていた。だが、最近、いやずっと前から、その習慣が辛いように思えてきた。毎日学校に行くことが正しいとは思えなくなってきた。


 休みたい。

 でも休めない。

 休みたい。


 ほぼ義務と化し、自らの体を締め付けたこの習慣。まぁ、もう少し続けたらそろそろ無理をしないでみようか。どうせ社会では、無遅刻無欠席などブラックでしかない。




 二回目のリハビリ、悪くはない。

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