第2話 能力を使ってみよう
目が覚めるとそこは、都市の広間だった。
周りを見渡すと、建物と人に溢れてた。
建物を見ると大体中世ヨーロッパぐらいかな。
「とりあえず今日の泊まれる場所を探そう」
流石に異世界に来て、外で野宿をするのもどうかと思うし。せっかく能力を手に入れたし、使わないともったいないしな。
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周りの人に聞き込みをして、ご飯の美味しい宿屋を見つけた。
中に入って見るとスパイスの匂いが立ち込んできた。その匂いを嗅いでるとお腹が空いてきた。宿屋の店員さんを見つけたので声をかけてみた。
「すいません〜。暫くここに泊まりたいんですけど。」
「はい。一泊5000ゴールドになります。」
ここに来るまで、軽く周りの商品や値段を聞いてみた所、大体1ゴールド1円で日本にいた頃と相場はそんなに変わらなかった。
5000ゴールドか民泊の料金とそんなに変わんないな。
さてここで、俺の能力を使って見た。この世界に来てなんとなく能力の使い方は理解していた。
頭で能力名と欲しい額を唱えるだけ。
『お金無限増殖』 〜5000ゴールド〜
ゴールドの出現場所をポケットにし、そこから1000と描かれたコインを5枚出した。
コインの真ん中に金の額が描かれてるのはわかりやすい。
「はい、これでお願いします。」
「ありがとうございます。こちら部屋の鍵です」
店員から鍵を受け取り、部屋に向かった。
「この能力やっぱり便利だな。よしとりあえず、部屋の中でもう一回能力を使って買い物でもするか」
グゥ〜〜
「そうだったお腹空いてたんだ」
とりあえずまずはご飯を食べに行こう。
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