みまもり

眠っていた僕の意識が浮上し、頭と身体が切り離された異様な心地になった。戸惑っていると、僕の手は暖かく、心地よいものに包まれる。ソレは、僕を再度眠りに誘った。


「亡くなったお婆ちゃんが、来たよ」

起きた僕は両親に一部始終を話し、握られた手を撫でて笑った。

今日は、お婆ちゃんの命日だ。

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