子宮からお袋

子宮からお袋

記憶だけ火あぶりにしたら

未来は何も考えずに

台所でくすぶるばかり

豆腐のカドで逮捕するっ！

ぶつけた頭は心がいっぱいある

いちいちひとつひとつ

つまようじでぷすぷすタコ焼きみたいだ

中は生だぞ　具は狂気

ただの満開コンドーム破れかぶれ病

散っても散っても生まれてこない

足元には何が埋まっていたのか

もう誰も知らない

子宮からお袋

頭から存在ばかり排出し

さあ次は晩飯の用意だ

よく噛んでみよう

Just Fucking Mama nama sentakus baby

おかしくなった　おかしきアナタは

ついに我が子までもその手に毒牙しか

見当たらないまま悩んであの世だよ

嘘はこの世の特権ピラニアの沼

白骨白骨また白骨

黒かったらどうだというんだ

そこまでしゃぶったくせに

子宮からお袋

目先から生まれさせられて

さあ次は昼飯の用意ヨ

よーくお舐めなさい

禁断は知らず知らずのうち　鬼はうち

腹話術は外　話術のカケラも困り

僕らは手癖足癖でコミュニ・ロケーションを

取ったはいいが誰もいない

仕方ねえ、オクラに入れるか

こんな映画の死は

受け皿のように受け入れて

その輪郭までくっきり鮮明に忘れよう

人をアゴで使用人なら

タバスコくらいはグアバだぜ

喉から顔から火が

吐いた二日酔いの炎が

勇ましくもなんとも

それはもう

子宮からお袋

お尻からは逃げられて

さあ次は朝飯の用意だ

よく笑ってみたら今年だった

気づいたらもう遅い

このままずっと差別テロより遅い、

理性の果てがスルメのようにやってくる