ゲームの世界から戦国時代へ!

ムンク

エピローグ

 20XX年

 日本ではあるゲームが大流行していた。



 VRMMO型が主流となった時代で、数年前から発売されたこのゲーム。某アニメを元に作られた、海賊王を目指すゲームで、日本から世界へ大ブームを起こした。


 またこのゲームは自由度も高く、俺はこのゲームで小さい島を拠点にしてからは、リゾート開発し銭を稼ぎまり、島でのんびり過ごしていた。


 たまにガチ勢の襲撃があったが、貯めた銭で優秀な部下を揃えたおかげで撃退した。頭のキレる参謀や鉄砲鍛冶に船大工等を莫大な銭で揃えた。あとこのゲーム無駄にリアルで、治療が必要だったり、味覚があったりするので、医者と料理人も揃えた。


 のんびりしてるだけでは暇になり、別の趣味で昔の侍とか好きだったので、

 5年間限定の剣術指南をしてくれる剣聖パックを買った。高かった・・・

 この5年間で剣術だけはガチ勢になり、師匠との別れの時はゲームなのに泣いた。


 そんなこんなで、小さい島ながらリゾート地として発展し、ガチ勢すら手の出せない極楽の地となった。

 ごく稀に力自慢が一騎打ちを挑んで来ては返り討ちにしていたら、リゾート島の領主が強すぎるなんて噂が流れ始めた。巷でミ○ークなんて言われてるらしい。正直ちょっと嬉しかった・・・


 そしてこのゲームにサービス終了の時が来た。最終日に俺は久しぶりにログインして、仲間達と船の上から島の様子を眺めていた。

 サービス終了の瞬間まで仲間達と宴会をしていたらプツッと目の前が真っ暗になった。


 あぁ、終わったんだ・・・

薄らぐ意識の中で俺は今までの事を振り返りながら眠りについた。

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