このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(51文字)
凄く魅入られる作品で、一気読みさせて貰いました。争いが憎しみを生み、憎しみがまた争いを生む…その先を描かれてるのはとても斬新でした。魔王と勇者。普通だったら敵対同士の二人が手を取り合えば奇跡だって起こせちゃうんですね!とても心あたたまる素敵な作品でした。ありがとうございます。
新たな発想というか着眼点でおもしろかったです!思わず一気読みしてしまいました!人類と魔族の戦いはあらゆる物語で描かれてきましたが、その結末やその後の世界を舞台にした作品はあまりないのではと思います。まして、その行き着いた先がこの作品のような終末世界というのは本当に希少かと。終わり方が予想できずちょっとドキドキしていましたが、最後は「なるほど……!」となりました。ぜひ最後まで読んでほしいです!
過去の罪を悔いながら、圧倒的孤独と共に生きる魔王と、魔王が絶対悪と信じる勇者の物語です。とにかく魔王の苦しみが非常に詳細に重厚に描かれており、導入から引き込まれます。そこに敵対する勇者もまた、事情を抱えており二人の交流がどうなるのか、も気になりますが、崩壊した世界の全容もまた強い興味をそそられます。感情を震わせられる良作だと思うので、埋もれさせては行けないと思いレビューさせて頂きました。