先頭の福音

まする555号

人物紹介(158話開始時点、ネタバレを含みます)

◯アイカワハジメ(相川一歩)

 本作の主人公。アイコウ学園の学生。軽音部に所属しバンド名フォーアのギターを担当している。メンバー名はアイっち。身長147cmで成長期を終えてしまった坊主頭の小柄な少年、ただし筋肉質なので体重は見た目よりはある。小さい頃から野球を好み少年野球時代は選球眼と足の早さを生かしたプレイで1番バッターとして活躍し、6年生ではキャプテンとなって全国大会出場を果たした。しかしその小柄な体型から中学校時代では活躍機会がないまま引退をした。またうまくいかない事でストレスをため反抗期に突入したが家で明るく振る舞う父親と何でも受け入れる母親に反抗心が家庭に向かわず、最終的に中学校自体の否定という強烈な反抗を起こした。監督に度々相談に行っていたのも反抗期の名残で家庭内で相談出来なかったからである。両親を親父、お袋と呼んだり、口調がタメっぽい口調をするのも反抗期の名残である。高校受験に成功しヒロインと交際を始められた事で反抗期が収束し現在は穏やかな性格になっている。両親の思いを知り慕い始めた事で口調が反抗期前の子共時代のような素直な口調に変化しつつある。高校では軽音部に所属し野球から離れたが、少年野球の監督から臨時コーチとして手伝う事を打診された。土曜日と長期休みの午後のコーチをしている。ヒロインの16歳の誕生日にヒロインの両親に認められ、名実ともにヒロインの婚約者になった。


◯アカホリミサキ(赤堀美咲)

 本作のヒロイン。アイコウ学園の学生。軽音部に所属しバンド名フォーアのキーボードを担当。メンバー名はアカっち。身長136cmで成長期を終えてしまった色白で小柄な日本人形風の少女。主人公の小学校時代の同級生で初恋の相手。ヒロインも主人公が初恋の相手で相思相愛。小さい頃から頭がよく、ピアノ、絵画、作文などでも度々表彰される事があった。しかし成長が止まり指の短さからピアノの課題曲が弾けなくなりピアノ教室をやめる事になった。また中学校時代に視力の急激な低下が起こり遠くの風景をぼやけてしか見えなくなって好きな風景画を鮮やかに描くことができなくなった。それらの挫折は自らの幼い体型を含めてコンプレックスとなっている。反抗期は外に向かわず自己の強い否定に向かった。主人公と出会うことで自信を回復し、落ち込んでいた勉強の成績も急上昇した事で反抗期を脱しつつある。父親に相談しない、慕っている筈の母親に嘘を付くのは反抗期の名残である。16歳の誕生日に今までの行為を両親に懺悔をするのとで反抗期が収束した。名実共に主人公と婚約者になった。自らの体型にも合うお洒落な服を作るため裁縫に目覚めている。ライブ用のファッションも作るようになった。絵画の才能を生かしてデザイン画の様なモノを書くようになった。作詞の才能に目覚めつつある。


◯アオシマシュウジ(青島秀司)

 主人公とヒロインの1年の時のクラスメイト。軽音部に所属しバンド名のフォーアのドラムを担当。メンバー名はアオっち。身長190cmのイカつい大男。頭もよく入学試験ではクラス内男子で1位だったためクラス委員をしていた。性格は豪快で温厚。理事長の孫であるため学園の裏情報に精通。アサカワは中学校の同級生で親同士が決めた婚約者。実は相思相愛。肉体改造の趣味がある。


◯アサカワレイカ(浅川礼香)

 主人公とヒロインの1年の時のクラスメイト。軽音部に所属しバンド名のフォーアのベースを担当。メンバー名はアサっち。身長168cmのスラッとしたギャル風美人。頭もよく入学試験ではクラス内女子で1位だったためクラス委員をしている。少し舌足らずの様なのんびりした喋り方だが歌うとオペラ調のローレライになる。嗅覚が鋭くヒロインの体臭フェチ。成金富豪の令嬢。アオシマは中学校の同級生で親同士が決めた婚約者。実は相思相愛。作曲の才能に目覚めつつある。


◯親父(アイカワケンゴ)

 主人公の父親。市役所職員で係長。高校時代に陸上中距離でインターハイ出場。高校卒業前に恋人を妊娠させ実家を勘当されるも現在は和解。主人公の前では明るく豪快な性格を見せているが、実際には寡黙で思慮深く粘り強い性格である。主人公に見せている姿は、中学校入学と同時に全てが空回りした事で急速に反抗期に突入した息子のために、家で明るく振る舞う道化を演じている姿である。夫婦で寝室に閉じこもったり外に出かけるのはそのギャップを解消するための逃避行動の1つ。ちなみにインターハイ中の海で恋人に手を出したのは、半狂乱に泣き叫ぶ相手を宥める方法が他に思いつかず結果として流されてるしまったからである。主人公とのヒロインが婚約した事でヒロインの両親と家族ぐるみの良好な関係になっている。主人公が2年に上がった年に課長補佐に昇進した。この昇進にある市議会議員の暗躍があったかは不明。


◯お袋(アイカワサチヨ)

 主人公の母親。専業主婦。高校時代に陸上短距離でインターハイ出場。高校時代卒業前に主人公を妊娠し実家を勘当されるも現在は和解。主人公の前では穏やかで思慮深い性格に見えているが、実際には短気で喧嘩っ早い性格である。主人公に見せている姿は、中学校入学と同時に全てが空回りした事で急速に反抗期に突入した息子のために、悩む主人公がいつでも相談しやすいよう慈母を演じている姿である。夫婦で寝室に閉じこもったり外に出かけるのはそのギャップを解消するための逃避行動の1つ。ちなみにインターハイ中の海で恋人を積極的に誘ったのは、なかなか手を出して来ない恋人に焦れた彼女である。主人公とヒロインの婚約が成立した事でヒロインの両親と家族ぐるみの良好な関係になっている。


◯監督

 主人公の少年野球時代の監督。地元実業団チームに所属するも怪我で引退。実業団での臨時コーチをしつつも少年野球の監督をしている。野球バカだが戦略的な思考をしている。


◯監督の奥さん

 監督の奥さん。監督が船首だった時の実業団の親会社の社長秘書。美人でスレンダー。香川県出身。高校時代にファンだった四国のローカルリーグのチームと試合した実業団の選手だった監督に一目惚れして追いかけるように就職した。子ども好き。生活が安定するまでと避妊をしているが監督の子供が欲しくてたまらない。


◯彼女の父親(アカホリタイガ)

 ヒロインの父親。還暦に近い。市議会議員を6期当選し副議長。保守派の与党で産業経済委員会に所属。実業として大企業役員とNPO法人代表をしている。静岡出身。自信に満ち溢れていた娘が急速に落ち込み自虐的になっていくことに非常に悩んでいたが、ただただ甘やかす以外の方法しか取れず、結果として娘に無視される事になった。娘の明るさを取り戻してくれた主人公に感謝しつつも、娘を取られたような気持ちになるという複雑な感情を持っていた。ヒロインの16歳の誕生日に主人公との婚約を正式に認め両家共々家族ぐるみの付き合いとなった。


◯彼女の母親(アカホリミツキ)

 ヒロインの母親。専業主婦。ヒロインの良き理解者。彫りが深い色白系の美魔女。秋田出身。自信に満ち溢れていた娘が急速に落ち込み自虐的になっていくことに非常に悩んでいたが、ただ穏やかに悩みを聞く以外の方法が取れず、結果として慕われつつも頼りないと思われる結果となった。娘の明るさを取り戻してくれた主人公にとても感謝している。主人公の母親とは子供の悩みについて相談し合う関係。主人公はヒロインと再会する事をきっかけに急速に立ち直ったのだが、主人公の両親により真っ直ぐに育ったと勘違いしている。


◯ワタナベ先輩

 主人公が所属する軽音部の元部長。校内イベントの軽音部として活動する際はナベっち先輩と呼ばれる。部内ではギター兼メインボーカルと作詞作曲をしていた。昆虫や甲殻類が大好きで生態学がある旧帝国大学に進学した。スマホの待受がザリガニ。


◯イヌイ

 主人公のクラスメイト。漫研所属。劇画調のホラー作品を描く。イシガミに思いを寄せているがフラレた。涙脆い。イシガミが執筆中の「愛✕犬物語」の犬耳カチューシャ、首輪、尻尾パイブというキャラのモデル。


◯イシガミ

 主人公のクラスメイト。腐女子。漫研所属。身近な男同士をカップリングした多くの薄異本を配布し信者を増やしている。藍(主人公)、碧(アオシマ)、蒼(担任)を題材にしたブルー本と言われる作品群が代表作。ブルー本の敵役である、ちびロリ(ヒロイン)、ガングロギャル(アサカワ)をカップリングした異端書(百合本)が一部信者により作られている。イヌイに告白さてたが男女の恋愛に興味を持っていないため断った。愛君(主人公)、ワンちゃん(イヌイ)をカップリングした「愛✕犬物語」と「愛✕犬物語リバース」を構想中。


◯担任(ソウマ(早馬))

 1−A、2−Aと2年連続で主人公の担任になった教師。イシガミの薄異本の登場人物にされている被害者。妻子あり。


◯顧問(ヤスダ)

 軽音部の顧問。通称ヤス。妻子あり。


◯メイ

 アサカワの専属使用人兼運転手。アオシマとアサカワをくっつけるために色々画策している。


◯ヤエガシ

 ヒロインとアサカワを女性達限定メンバーでのバンド出演を誘った。バンド名はヘスティアでボーカルを担当。地元銀行行員。スラっとした体型でポニーテール。


◯ユノキ

 ヘスティアでドラムを担当した女性。弁護士。恵まれた体格でショートカット。巨乳。肉体改造の趣味がある。


◯ヨギ

 ヘスティアでギターを担当する予定だった女性。警察官。小柄で少しぽっちゃりに見えるが内面の筋肉質が多いのでそう見えるだけ。柔道3段の腕前。バンドの衣装を自作している。

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