第10話 太陽ヒナタの初配信

初配信10分前にもなるとチャット欄はかなり盛り上がっていた

なんてったてまとまっま人数がデビューするのはかなり久しぶりだったから



ーチャットー

『遂にブイプロから新人か〜』

『そーいや前回から何年ぶりよ?』

『前回の4期生から数えて...実に1年半ぶりね。』

『最近も1人ずつだと頻繁にあったけどな...』

『久々のグループ、しかもコンセプトがアイドルVTuberってのが...ねぇ?!』

『...最高(*`ω´)b』

『うわ、マジかΣ(꒪◊꒪ ;)...まだ始まってねぇってのに同接数1万超えやがった!?』

『既に伝説じゃねぇかw』

『1期生を思い出すぜ...(*꒦ິ³꒦ີ)』

『あ〜wあのある意味の【伝説】なw』

『しかし今回の新人のコンセプトは○期生ってよりかはユニット感が強そーだな。』

『まぁ一応記念すべき5期生ではあるけどなw』

『こうなるとユニット名が気になる

お年頃...(´。✪ω✪。 ` )』

『クソうぜぇw』

『流石に今までとは一味違うでしょw』

『いやいやw今までと同じような名前はヤバいだろw』

『おいお前ら。盛り上がるのもいいがあと1分だぞ?』

『ヤッベw』

『つい...w』

『あ、オープニング始まるぞ!!』







マネージャーと一緒に会議して作ったオープニングが終わり

ママに作って貰った姿が映される

コンセプトは私のリアルを出来るだけ忠実再現

私のありのままを届けるために




「HELLO!みんな!

私の名前は太陽ヒナタ!今日遂にブイプロからデビューするわ!よろしく!」



『おぉ!!めっちゃ可愛いじゃねぇかーー!』

『うわぁ(`✧∀✧´)金髪美少女がいる...!』

『というか声可愛くね!?』

『しかもスタイル抜群すぎんだろぉ!!』

『こんなん推すしかねぇじゃねぇか!』




「チャット欄始まる前から盛り上がってくれてThank you!スーパーチャットも沢山ありがとう!初配信は私の自己紹介をするわ!もちろんここにいる人たちはよーく聞いて覚えて帰りなさい!良いわね?」




『\(*°∀°*)/オォォォォォォォォォォ!!!』

『まさかの...ツ、ツンデレ...?!』

『...天は二物を与えた...(T^T)』

『...ツンデレ。アリガトウ』





「何か何人か死んだかしら...??

えっと...とりあえず行くわよ!死んだら生き返って戻ってきなさい!

名前は太陽ヒナタよ

現役高校生で、今は学生生活以外に読者モデルなんかもやってるわ。

この活動を始めたのは憧れの人に少しでも近づくため。

アイドルは私の憧れ。もちろんね?

それじゃあ私を推してくれるあんた達の為に考えてきたものの紹介をするわ!

私のファンネームは【ティーン】

読者モデルのファンは10代が多いの

ここの年齢層は知らないけど...あんた達の心は10代だと信じてるわ

ファンマークは【🌟 ̖́-】

私は光り輝く流れ星のようにTOPまで駆け抜ける、そんな思いがあるの

ほら!あんた達!今すぐプロフィールにつけるのよ?私のファンとして誇り高く生きなさい!!

それじゃあティーンと私との挨拶教えてあげるわ!

始めの挨拶は【HELLO】

終わりの挨拶は【Goodbye】

私が考えてきたのはこれぐらいかしら...?あんた達もう覚えた?

私はこれからの配信で

私がアイドルとして成長する様子を伝えていくわ

そしてあんた達もアイドルのファンとして私と一緒に成長していってほしい

だから何にでも挑戦する!

だから...

私についてきて





あ、そろそろ時間ね...

恥ずかしい言い方だったけど、本心だから!

あ、今日教えたことは明日の配信で覚えてるかテストするわよ!しっかり確認して明日また会いましょう?

それじゃ、【Goodbye】!!」



『『Goodbye!!!』』





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