第4話 普通の11月14日

「さむ」

五感は正常


負けたあの日から


朝練はない

早起きなし 自由だ


始業のチャイム8:00に学校のゲートをくぐる


替えのユニフォームカバンになし

軽いカバン

“なし”が多すぎだ


手に入れた0.5日分の時間空間操作


目に見えない

クソー・空虚が渦巻く

地球人のカラダは不便だ


授業が始まる

窓の外 グランド


ヌコお前はどこだ

現れてくれ


「だいぶ弱っているようだな」

「まあーな。」


窓の外 ヌコが浮かんでいる

「11月11日 

お前は地球人として

よくやったよ」


「そっかー」グランドをみて僕は答える

「次どしようかなー」

ヌコが不敵な笑みを浮かべて


「起点2を見つけろ。」

走れ。走れ。地球人

地球上の時間は有限だ















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