第10話 新たな敵
すると―――。
「…あらぁ?ココまで良く来れたわね?」
「……!?」
アンズたちが振り向くと…階段の一番上に、胸が大きな謎の美女が立っていた。
「ウフフ…可愛い坊や。お姉さんが一緒に遊んであ・げ・る☆」
「ふ…ふぁぁい~////――痛ッテェ!? 何すんだよ、モモ子ッ!!」
モモ子がアンズの頭をバシッ!!と叩いた。
「馬鹿ッ…!!しっかりしなさいよ!! あのボインなオバさんは敵でしょ、敵ッ!!」
「ちッ…ちょっとォ!! 誰がオバさんですって? “レイナお姉さん”とお呼びなさい!!」
レイナとは……賞金稼ぎの若い女(なのに、何故かオバさんと言われる)。
超高額賞金首の盗賊、流月を狙いながら、独りで旅をしている。
その為、レイナと流月とは超犬猿の仲だ。(アンズ×流月の方が、まだ仲良しに見える)
そのボインなオバさ…否 レイナは、辺りを見渡すと急に険しい表情になった……。
「(チッ…コッチに流月は居ないみたいね――)……城の見張りが誰も居ないみたいだけど――?」
「…あんな奴ら全員 イチコロだったぜ☆」
「倒したの私たちだっつーの!!(怒)」
「へぇー?…その子達が?」
「ヘヘッ…強くて頼もしい仲間たちだよ!!」
「(……アンズ)」
「(私たちの事――)」
「(…嬉しいアル)」
普通自分の分身が現れると、そのオリジナルは、分身を怖がったり、気持ち悪がったりするものだ。
アンズは、最初はびっくりしたものの…カラモモ達の事を“頼もしい仲間”として受け入れていたのだ……。
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