第7話 再会のペンダント

「流月がシロネ様を助けに来ましたメポ!! だから…もう大丈夫メポ!!」


流月の言葉を聞いて、シロネは少しだけ落ち着きを取り戻した。


「うん…ありがとう」


シロネは、ペンダントを取り出した。


「あ...このペンダントは―――」


シロネと同じ、三日月のペンダント。


「流月がまたいつか戻って来てくれると信じて…大切に預かっていました。やっと貴女に返せます」


流月は受け取ったペンダントを下げた。


「ありがとう...メポ」

「ところで、流月…あの人は?」

「………ん?」


アンズが、ゼーゼー息を吐きながらこっちへ走って来た。


「メポ子~!! お前こんな所に居たのか...って――ええっ!?あ、貴女は!?」


流月はアンズに向けて“しーっ!!”と人差し指を立てた。


「大丈夫。アンズっちは、流月の仲間メポ♪」

「…おいっ!! お・前・が、俺の仲間なんだろ!?」

「……うふふっ」


アンズと流月のやり取りを見て、シロネはクスクスと笑った。


「ドキッ…!!(かっ…可愛い…////)」

「(…やっと笑ったメポ)」


「コホン…。と…とにかく 今外に居るのは危険だ。早く宿へ戻ろう…!!」

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