第8話

「先へ進むわよ」

イザベラがどんどん進んでいく。

スピードがやばい。

普通の人ならこんな速さついていけない。

だいたい新幹線、いやもっと速いかも。

御子も少し遅れている。


え、なんで俺はついていけているんだ??


やっと、止まった。

と思ったら、まさかの冥層までついていた。

冥層とは、深層のもっと下の「本当の未知の領域」である。

冥層があるダンジョンは少ない。

そもそも、たどり着ける人がいないからわかっていない。

俺も正直このダンジョンに冥層があるなんて知らなかった。

まぁ、イザベラなら知っているんだろうなぁと納得できるけど。


「一応言うけど。冥層に入った時点でSSSランクに昇格できるわよ」

いやまじ?

詳しく話を聞くと、冥層にたどり着いた人は研究のために貴重らしい。

だから、特別ランクアップと特別な権限が渡される。

「じゃあ、御子はもうSSSになれるのか?」

「だけど、冥層でランクアップすると普通より大変になるわよ」

だろうな。

「御子はランクアップすr」

「します!!!!!」

即答だ。

「だって、私も曹やイザベラさんのように強くなりたい!」


ということで、後で申請することにした。

とりあえず、冥層にせっかく来たんだから何かと戦いたいな。

「あ、あそこになんかいるよ!」


そこにいたのは、空に浮く巨大な死神だった。

構えているのは、漆黒に包まれた闇でできた鎌だ。

いかにもやばそうだ。

「やばい、こっちにくる!!」

次の瞬間、その死神は鎌を振った。

振られた場所は、、、消えた。

空気さえも消えた。


「よっと」

俺たちが恐怖に感じている間、イザベラはいとも簡単にあの敵を仕留めた。

何が起こったかわからなかった。

でも、確かに言えることは、彼女は強い。

「格が違う、、、」

そう思った。

彼女には勝てない。

もし本当におれがZランクの実力があったとしても、、、

「彼女には勝てない」


「ふぅ、、、」

彼女の手には、まがまがしい宝石があった。

どうやら、これがこの敵のドロップアイテムなのだろう。

「あ!!!」

御子は、それを見ると一気に声を上げた。

「これって、市場に数十年に一度しか出ないと言われる、、、、

 幻のダーククリスタルじゃない?!?!」

「あ、そうですよ。いります?」

「いやいやいや、これ何兆円もする奴じゃ、、、」

「別にいいよ?」


まじか。

さすが世界2位。


「俺、何もできてない、、、」

「じゃあ、戦ってみる?実力、見せてよ。」


彼女の足元にも及ばないと思うが、どのぐらいの強さか見せてやる。

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総合日間95位!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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