第21話

配信も終わり家に帰ると雫が話しかけてきた。


「ねぇ、Aランク昇格試験ってなにするの?正直勢いだけで受けること決めたから試験の内容についてしらないんだけど大丈夫かな?」


「大丈夫だと思うよ。試験の内容は確か威力の測定だった気がするし今の雫の火力だったらいけると思うよ」


「試験って威力の測定だけなの?」


「うん。だってBランク冒険者になれてる時点でもう立ち回りは大丈夫だし、Aランク冒険者になるには火力が足りないって人がBランクで止まってるってだけだから」


Bランクの人たちはみんな火力さえあれば下層でやっていけるような人たちが多い。だけどその火力を上げるという行為がとても難しい。

魔法に大事なのはイメージだがふわふわなイメージだと魔法は発動しない。

しっかりとイメージが固まっていないと魔法が発動しないためしっかりとイメージを

する必要があるがそんな自分がまったく感じたこともないようなものを想像しそのイメージを固めることは至難の技だ。

今回の雫は火竜のブレスという圧倒的な火力を感じることが出来たのでイメージがしやすく固めることができたというわけだ。


そんな感じで雫にいろいろ説明しながらこの日を終えるのだった。

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