第19話

探し始めてすぐにモンスターは見つかった。

ちなみにここはまだ下層の浅いところなので前の調整の時みたいに下層の中では弱いほうの奴しかいない。

まぁ普通の冒険者だったら即逃げないと死ぬレベルだけどね。


「じゃあ雫の魔法、視聴者のみんなに見せてあげなよ」


「うん!もう前みたいに下層の敵に苦戦することがないってことを見せてあげるよ!」


:どれくらいの威力になったんだろう?

:自信ありそうだし相当威力あるんじゃない?

:下層のモンスターだし魔法を五発ぐらいで倒せるんじゃない


「じゃあいくよ!」


そう言い魔法を使うと前の調整の時と同じように下層のモンスターが灰になって消えていった。


:え?

:ワンパンってまじ!?

:やべぇな、前とは火力が大違いだ!?

:これもうAランク冒険者の域に達したんじゃない?


「これでもう真冬の足手まといじゃなくなったと思うから毎日真冬と一緒にダンジョンの下層で配信できるよ!」


そう雫はカメラと私に向かって笑顔で言うのだった。

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