第8話

次の日私は雫と一緒にいつもとは違う別のダンジョンに来ていた。


「今日はどうしてこのダンジョンに来たの?」


「昨日雫が自分より強い火の魔法を見たり感じたりしたらイメージできそうっていったからここの下層のボスが結構強い火の魔法を使ってくるから見に来たんだよ」


「え?下層のボス?」


「うん」


「…まぁいいか。でも勝てるの?って聞こうとしたけど真冬だったら大丈夫よね」


「もちろん」


「じゃあもういきなりボスのところに行くの?」


「いや、それだったらすぐに配信終わっちゃいそうだから下層で少しモンスターと戦ってからいくよ」


「下層のボスそんなに簡単に倒せるの?」


「うん。余裕」


「…普通そんなに簡単に下層のボスって倒せないはずなんだけどな~」


「伊達にSランクの冒険者やってないってことよ」


私はそういうと下層に転移して配信を始めるのだった。

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