第4話

「着いたね~、下層」


「そうだね」


ちなみにいつもは転移魔法を使って即下層に転移してたど今回は雫が久しぶりのダンジョン探索ということでカンを取り戻すために道中モンスターと戦いながら下層に降りて行った。


「久しぶりに魔法使ったけど意外と体が覚えてるもんだね」


「火の魔法ってかっこよくていいよね、私四大属性の魔法適正ないからうらやましいな」


魔法は無属性魔法は誰でも使うことができるが他の魔法は適正がないと使うことはできない。

ちなみに四大属性とは火、水、風、地のことである。例外で固有属性があるが固有属性とは四大属性以外の属性でその人以外使うことのできない特別な属性のことである。

基本的には四大属性の内どれか一つを人間は持っている。たまに複数の属性を使うことのできる天才がいるがそれは本当に滅多に現れない。

魔法の使い方はとてもシンプルで頭の中で使いたい魔法をイメージするだけでいい。無詠唱でもできるがイメージしやすいように名前を付けるのが一般的だ。

あとその属性に全く関係ない魔法を使おうとすると不発に終わる。例で言えば火属性の適正を持っている人が水の塊を作ろうとすると何もでないみたいな感じだ。

ちなみに真冬の持っている属性は固有属性で『空間』属性だ。真冬が普段使っている転移魔法は自分のいる『空間』と行きたい場所の『空間』を入れ替えるということをしているので転移することができる。


「いやいや、真冬の空間の属性めちゃくちゃ便利じゃん」


「確かに便利なんだけど地味なんだよね、もっと派手にドカーンとやってみたいし」


「…真冬ってクール系なのに考え方結構可愛らしいよね」


「そうかな?…まあいいや、配信始めるから準備してね」


そうして準備を終えると配信を始めるのだった。

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