第2話

「でもあんまり雫のこと危険に晒したくないしさ~」


「でも真冬みたいに下層を潜れるほどの実力はないけど中層ぐらいだったら大丈夫な実力だよ?」


そう今雫が言ったようにわたしが普段潜っているのは下層なのだ。だから中層レベルの雫を連れて下層に行くのは心配になる。一応私はSランク冒険者なので並大抵の魔物は瞬殺できるから私が守っていれば大丈夫だけどそれでもやっぱり心配だ。


「でも私一人で家で待つよりも真冬と一緒にダンジョンで一緒にいたいから・・・お願い?」


そういって上目遣いで見てくる雫に私はドキッ!として諦めて明日からダンジョンに一緒に行くことにした。


「でも雫顔出し大丈夫なの?」


「別に大丈夫だよ!真冬の彼女なんだから堂々としてみんなに彼女だって名乗るんだから!・・・ボソッそれにそうしないと真冬美人だからいろんな子が狙ってると思うから牽制しないと」


「雫なんか言った?」


「何でもないよ。ただ明日一緒にダンジョンに潜るの楽しみだな~って思って」


そう言って笑顔を向けてくる雫に絶対に雫に怪我一つさせずに楽しい思い出にしようと決意するのだった。

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