xxx年前から
-xxx年前-
「パパ!僕、お月さまに行ってみたい!」
「おぉそうか。月に行ってみたいのか。」
「うん!行けるかな?」
「どうだろなぁ、今は無理かも知れないけど、お前が大人になる頃には行けるようになってるかも知れないぞ??」
「ほんと!?」
「あぁもちろんだ。だから、たっくさん遊んで、たっくさん勉強して、立派な大人になるんだぞ?」
「わかった!!僕頑張るよ!!」
「ハハッ、応援するよ。」
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「パリンッ」と何かが割れる音に目を覚ました。相変わらず硬くて寝心地の悪いベットから痛む体を起こし仲間の元へと向かうと、そこには、先の尖った不規則な大きさのナニカが床に散らばっていた。
どうやら、また咲良が皿を割ってしまったらしい。
「これで何枚目だ?」
というリーダーの問いかけに
「42枚目です!!」
と馬鹿正直に答える咲良。
こいつは何をしてもミスばかりの、頼りない私の後輩だ。今まで何度咲良のミスに冷や汗をかいたものか。考えるだけでも心臓がドキドキする。
「今日はお前がココに来てから3度目の月面調査の日だぞ?朝からこんなので大丈夫か?」
と私が聞くと
「あ!銀河先輩!おはようございます!もちろんです!前回、前々回とミスを連発してしまいましたが、今日こそは大丈夫です!」
とハキハキした声で答えてきた。相変わらず、やけに礼儀正しいから、憎めないやつだ。
「いいか?今回の調査はかなり重要なものになるからな、気を引き締めていけよ。」
と言い、彼女の背中を軽く叩いた。
そう。改めて言うが、今回の調査はかなり重要なのだ。
★あとがき★
第一話、お読みいただきありがとうございました!!私の都合(性格)上、一話ごとが短く、投稿のスパンが長い という最悪な状態になってしまうかもしれませんが、週二回、いや、週三回の投稿を目標に頑張るので、応援お願いします!!
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