おれにとっての仮面ライダーとは。
ごいし
第1話
仮面ライダーは、兵器である。
これは、わりと有名な話だろうし、言われてみれば、まあ、そうだよねと思うだろう。
悪の軍団の兵器として開発されて、力のふるい方を思案し、産みの親を裏切り、人のために戦うことを決意した、それが、仮面ライダーなのである。
人のために。とはいえ、所詮は兵器。力をもって、相手を粉砕することしかできない。
そこには、その力とはなんのためにあるのか、それを悩みつづける葛藤があるのである。
暴力をもって、支配を、理想を、遂げようとする軍団に対して、また、仮面ライダーも暴力をもって、人の平和を守るために、存在しようとするのである。
口では、憎むだの言ってみても、自分の行いもまた、兵器としての暴力でしかない。そこに、深い葛藤があるドラマなのである。
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