ポジティブ・ネガティブ

 ポジティブやネガティブという言い方をするけど、生き辛さの度合いを表現しているように感じる。その人間が生きていく中で社会がどう映るか。そこに障壁があるのか。自分次第でどうにかできるものなのか。そうやって無意識の内にでも世の中を捉えた結果でしかないように思う。であればネガティブなんてものは、当然のように悪い結果になった時に「世の中は所詮こんな物だよね」と、ダメージを最小限に抑える手段として機能している。そういう意味では、否定されがちなネガティブ人間の否定は、生き辛さを抱える人間自体の否定と捉えることもできる。同時に、社会で生きる適性次第でしかないことを想像できない時点で「生きやすい」タイプの人間であることがわかる。

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