　生きる意味を考えだしたような時は生きていて幸福でいられる感覚が薄れているからだろうか。死なない理由となるとどうだろう。個人的な考えで言えば、生きると死ぬの選択はシンプルで、幸福と苦痛を比較すればいいように思っている。苦痛の方が大きければ死んだ方がマシというように。だとしたらやはり死なない理由がないと言える。それでも生きているのはなぜかと言われれば、どこかで希望を見出しているようなポジティブ人間なのかもしれない。もう一つ挙げるなら自分という人間がとても冷静であるという事。要するに感情的になれず、衝動的に行動できない。どうやらそれを持ち合わせていないと死ねないらしい。逆に言えば、死んでいった人間達がそれを持っていたという点では、自分の感覚からすると普通の人間だったのではと思ってしまう。