ペンギンマン

夏目海

青い鳥

青い鳥の開発研究に出会ったのはまだ学生の頃だった。


その頃僕は世界の平和に興味を持っていたから、この出会いには衝撃を受けた。


幸せの青い鳥を開発すれば、世界中に幸せにすることができるに違いないと僕は確信した。


青い鳥を開発すれば、皆が笑顔になれる。


青い鳥は救世主。


そんなことを面接で語っただろうか。


とにかく、僕は憧れの動物研究所への入所が決まった。


でも、僕はペンギン担当に配属された。


ついたあだ名はペンギンマン。

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