意識が戻る

ギルドの医務室

ノリヒトをベッドに寝かせ

ゾランは再度のヒールを掛けておいた

呼吸は最初の運び込まれた時よりも落ち着いて来た

しばらくすると

ノリヒトの意識が戻る

《う、うう》

《良かった、目を覚ましたんだね》

《あれ?俺生きてる?》

《君は、生きてるよノリヒト》

《そうですか……はあ~、よかった》

《大丈夫?》

《ええ、なんとか》

俺がベッドからすこし身体を起こすと同時にゾランさんが俺の頭を撫でる

《よく頑張ったね》

《えと、、あの》

顔を赤くするノリヒトにゾランさんは言う

《どうして顔が赤くなるんだい?》

《それは、、ゾランさんが俺の頭を撫でるからです》

《そうかい、じゃあ止めよう》

《あ!いえ!もっとお願いします!その、嬉しいですから》

《ふふ、分かったよ》

ゾランはもう一度優しくノリヒトの頭に触れた

《そういえば、魔族のベヒーモスはどうなったんですか?》

《君に攻撃したと同時に倒れたからもういないよ》

《そうですか》

起き上がれそうかい?とゾランが訊いてきたので俺は

《はい。もう大丈夫です》

と言ってベッドから降りるが降りた直後にフラッとしてしまい

ゾランに受け止められる形となる

《おっと大丈夫かい?》

受け止められたことと受け止められる姿勢に顔が真っ赤になる

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