魔物が現れた戦闘開始
《グギャァア!!》
《ゴブリンか……弱すぎて相手にする価値もないな》
《え?……何を言っているんですか?》
《え? あ、いやこっちの話です》
《……? まあいいでしょう。とりあえず倒してしまいましょうか。ファイアボール!!!》
そういうと彼女は火の玉を放った。
すると、ゴブリンは跡形もなく消え去った。
《ふぅ……終わりましたね》
《……す、すごすぎる》
これが上級魔法使いか……。
これは勝てる気がしない……。
そんなこんなで
目的地に到着したのでエルフの王へ会いに行くことになるんだけど
先にもう、時間が時間なので
宿屋に泊まることにした。
《すみません、部屋は空いていますか?》
《はい、空いておりますよ。お一人様ですか?》
《いえ、二人でお願いします》
《かしこましました。ではこちらの部屋になります》
《ありがとうございます》
そして、部屋に荷物を置いて
温泉があるというので行ってみることに。
《アイラさん、この宿には温泉というものはあるのですか?》
《ええ、あるわよ》
《そうなんですね。入りに行きたいのですが一緒にどうですか?》
《ええ!?一緒はだめです!》
《ちぇ》
仕方ないので一人で温泉に入るために
着替えとバスタオルを準備する
《じゃあ、俺は先に入っていますね》
《はい、わかりました》
さすがは異世界と言ったところだろうか。
中に入るとそこには 大きな岩でできた露天風呂があった。
《おぉ……すげぇ……》
俺は思わず感嘆の声を上げてしまった。
《ん? 誰か入っているのか?》
《え!? あ、すみません!間違えました!》
《ちょっ!待ってくれ!ここは、男湯だから間違いではないぞ?君の名前はなんていうんだ!?》
《えっと、天城典二といいます!》
《ノリヒトくんか!いい名前ではないか!私の名前はエルドレッドだ!よろしく頼む!》
《はい!よろしくお願いします!》
それからしばらく話をした。
エルドレッドという男性は俺にいろいろ教えてくれた。
まず、この国には国王と王女がいるそうだ。
名前はエルドレッドの娘がアリスティアでクラウスの妹にあたるそうだ。
国王はクラウスの父親で優しい人で 王女はとても可愛い子なんだとか。
《なるほど、そうなんですね》
《ああ、そうだとも!》
《ところで、どうしてこの国にきたのだ?》
《実はエルフの長に会いに来たんですよ》
《そうなのか?ということは君は人間族か?》
《そうですよ》
《そうだったのか。なら安心して話せるな》
《どういうことですか?》
《いや、実は人間族には悪い噂しか聞かないからな。あまり関わりたくはないんだよ》
《そうなんですね》
《だが、君のことは信用しよう》
《それは良かったです》
《まあ、困ったことがあったらいつでも相談してくれ
例えばこっちの方でもいいぞ》
《そ、それって……》
《まあ、そういうことだ。それじゃあ私は出るとするよ》
《は、はぁ……》
そう言って彼は出ていった。
ま、まさか男の人にモテるとは思わなかった……。
まあ、悪いきはしないけどなんか複雑なんだけど
そっちは興味は特に無いから
本当にそうなったときはお願いしようかな
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます