第2話 休み時間のお約束

 休み時間が始まり、まろんが話しかけてきた。

「丸〜近くになれたね」

「そうだね」

そんな話をしていると、桃華がやってきた。

「iPad取りに行かない?」

「行くかー」

そう言い私達は教室を出た。外はまだまだ暑く、蝉が鳴いていた。そんな蒸し暑い空気の中iPadを取り、教室へと戻った。

 すると、鈴木・マイケル淳の筆箱を取り、青空と竜騎が遊んでいた。私がそこに混ざると、マイケル淳が

「もー丸まで」

「良いじゃん。さぁこの私から取り返せるかな?」

 この時はまだ、誰も分からなかった。これがこれから休み時間のお約束になることを。

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