応援コメント

第22話 収容」への応援コメント


  • 編集済

    感想企画から参りました。

    物語上で読者を導く主人公は一応いても、
    こういう人物がこういう行動をするとSCP財団ではどう扱われるか、
    アノマリーに遭遇するとどんなことが起こるか、といった思考実験なんですね。

    感情のこもりすぎない文体、一歩引いた視点からの必要最少限かつ洗練された描写が、
    コンクリートの迷宮じみた巨大施設や、廃墟同然に荒れ果てて寂れた町や、立ち入り禁止区域のフェンスの向こうにある
    現代的な怪異を演出するのにふさわしいと思いました。

    しかしSCPというアイデア自体については、
    オバケが襲ってきたり、異界に迷い込んだりと、かつてネットで流行った怪談系都市伝説の怖さの域を出ないもので
    新世代のホラー・ムーヴメントに期待を寄せていたぶん拍子抜けしました。
    もっとワケのわからない恐怖を想像していたんですが……。

    作者からの返信

    ユウグレムシ様
    コメントありがとうございます。
    文体に関して、お褒めの言葉有難うございます。脚本調になってしまいがちなので気を付けて書きました。

    またSCPの恐怖度に関してですが、物語上まだチュートリアルのつもりなので、SCP初心者の人でも受け入れやすい、SCPの中でも分かりやすく物質的なものをチョイスしています。
    SCPの恐怖の本質に迫るものはおいおい、順番に出していく予定です。なのでお待ちいただけたら幸いです。お楽しみに!