第11話

今日から学校が始まる。

「・・・」

行きたくないが、行くしかない。


手紙に反省してお父さんに謝るまでご飯抜きと書いている。


「・・・」


まぁ俺は何とかなるし、今日は家に帰るのは辞めるか。


ーーー


学校で俺への冤罪の名残で虐めは続いている。


俺は下駄箱をスルーする。


クラスメイトが俺のリアクションを見ているが、どうでもいい。


「・・・」

教室に入ると、早速俺の席が汚れている。


「おい、優・・・テメェジャース買ってこいよ」


ヒロが俺にそう言ってくれる。


「誰が行くかよ」


「チッムカつくな」


「・・・」

俺は無視した振りをする。



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