3 募集要項で注目すべき点2

 とにかく募集要項に書いてあることは全部目を通すべきだとは思うが、着目して欲しいのは主に相手の権利。

 そこを見ると、何をしようとしているのか理解できる。


 例えば、入賞した作品に関して関連作品を作ることを禁止と書いてある場合。

 すべての権利を譲渡することには意味があって、それを理解することによって自分が犯してはいけないことが見えてくるのね。


 勝手に関連作品を作ってはいけないというのを見てあなたは何を考えます?

 逆を返せば、続編を書けと言われる可能性を示唆している。


 1で話したように、一攫千金を狙っているのはあなたではなく企業側。

 もし上手いことヒットしたら次に何を考えるのか?

 それは続編を出してさらに儲けることなんだよね。

 

 なのであなたが作品を作る時に犯してはいけないことは『続編が作れないラストにすること』なの。

 その世界が全て破壊されるラストの場合、2作目で行えるのは『2周目や、やりなおし』というもの。なので破壊的ラストはありだと思う。

 けれどもすべてが綺麗に終わってしまうと、読者はそこで満足してしまい『続編ないの?』とは思わないでしょ?

 なので、2作目が作れる希望と余地を残すのが大切だと思う。

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