那覇の家の近くに、ちっちゃな可愛いお菓子屋さんある。そこでちょっと変わったお菓子を買ってみた。そしたら...

おはよう～

翌朝。

いつもみたいに中学に行く。

わたしは中学2年生。

自分の、2年3組の教室に入る。

｢｢あ、あやなっち！おはよう～｣｣

わたしを見ると、いつものように、優奈と花奈は、わたしに声をかけてくれた。

わたしは文奈。

｢あやなっち｣って呼ばれている。

優奈と花奈と、わたしとの3人で、奈のつく会を結成して、日々、活動している。

だから、この日も、いつもと何も変わらない。

でも、この日から、優奈と花奈といっしょに、わたしも女子になっている。

今日から、女子の3人組。

制服とかは、前から女子のを着ていたから、前といっしょだ。

でも、今日からは本当に女子になっている。

嬉しい！めっちゃ嬉しい！！

☆

担任の知念先生

｢おはよー！｣

って言いながら教室に来た。

わたしは、学級委員なので

｢起立～！｣

って号令をかけた。

｢礼～！｣

｢｢｢おはようございます～｣｣｣

みんなで、あいさつ。

☆

学級委員は、わたしと喜友名ちゃん。

｢あれ？うちのクラス、学級委員、ふたりとも女子だったのね？｣

って知念先生。

｢喜友名ちゃん、男子みたいだからって、このふたりになったような気します～｣

って、わたしは答えた。

｢喜友名ちゃんの男子みたいなのは、いいんだけど、ひとりは本当に男子にしないとねっ...｣

って、知念先生は言うから

｢じゃ、わたしは、学級委員じゃなくてもいいですよ～｣

って、先生に言った。

｢あ、そう？じゃ、新たに学級委員、ひとり決めましょうねー｣

ってことで、わたしは女子の学級委員を喜友名ちゃんに譲った。

｢｢2年生の始めに、喜友名ちゃんとあやなっちとで、学級委員やりなさい！って決めたの知念先生だったよね｣｣

って優奈と花奈は、わたしに言ってる。

｢うんっ！そうだったかな～...でも、わたしは、これで、奈のつく会のほうに専念できるから良いっ！｣

って、わたしは答えた。

｢奈のつく会は『なっチ～ズ』ってグループ名にしよう！｣

って優奈は言うから、今日から、奈のつく会は『なっチ～ズ』になった。

と思いきや、花奈は

｢やっぱり『なふゅ～む』にしよう！｣

って言いだした。

｢あやなっちは、どっち？｣

って、ふたりに聞かれて

｢う～ん...どっちでもいいけども...｣

って言ってたら

｢じゃ、『なふゅ～む』でいこう！｣

って、優奈も『なふゅ～む』を推すから、結局『なふゅ～む』で決まった。

と思いきや

｢やっぱり『はゆあや』にしよう！｣

って、優奈はまた言いだした。

｢それだったら『あやゆは』は？｣

って、花奈。

｢｢あやなっちは？｣｣

って、ふたりに聞かれて

｢う～ん...どっちでも...｣

って答えてたら

｢じゃ、じゃんけんで勝った順で名前をつけよう！｣

って、優奈の提案により

｢｢｢最初は、なんなん！じゃんけん、ぽいっ！｣｣｣

ってやって

勝った順で

『ゆあやは』ってグループ名で決まった。

知念先生に言いに行ったら

｢それだったら五十音順で『あやはゆ』にしなさいっ！｣

って言うから、『あやはゆ』にすることになった。

｢カタカナで『アヤハユ』は？｣

って花奈は言うから

もう『AYAHAYU』にするか！ってなったけど

それなら『YUHAAYA』なんとなくカッコいい！ってなって

『YUHAAYA！！！』で。