第3話

家に帰った。


「おかえり、お兄ちゃん」


「・・・」


「お兄ちゃん?」


「どうしたの兄貴?」


「・・・」

それはこっちのセリフだよ。


「・・・おーい、お兄ちゃん??どうしたんだ??無視するな」


「そうだぞ。無視はいけないんだぞ。」


二人は義妹で隣のクラスだ。俺が今日あったことも聞いているだろう。


「お兄ちゃん、聞いたよ。クラスメイト全員に向かって怒ったんだって」


「兄貴、拗ねるっなって」


「・・・俺はお前らの兄は辞めた。」


「はぁ?」


「何を言って?」


俺は自分の部屋に向かう。


「どこの世界に、遊びで無視られ続ける兄がいるかよ。俺は兄失格だ。そして兄は辞めた」


「ちょ、待ってよ」


「兄貴だから、そんなに怒るなって!」



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