狩野緒の◯◯感想文
狩野緒 塩
序文
子どもの頃、読書感想文が苦手だった。
小学生の夏休みの宿題といえば何だろうか。
自由研究に観察日記、画用紙に絵を描いたり、ワークだったり。様々なものが思い浮かぶ。
その中でも、読書感想文は日本全国でも行われていて、夏休み宿題有名ランキングがもしあったならば上位に入ると思う。
私は、読書感想文が苦手だった。
夏休みの宿題の楽しみといえば私にとって参加賞をもらえることだった。しかし、読書感想文には参加賞すらもなかった気がする(記憶違いかもしれないが)。
もちろん賞には六年もの間、箸にも棒にもかからなかった。
親が先生をやっている子が読書感想文の賞を毎年のように受賞していたことを覚えている。何か賞を取るための技でもあるのだろうか、と私は考えていたこともおぼろげながら覚えている。
そんなわけで、私は長らく文章、とりわけ作文を書くことに苦手意識を持っていた。
持っていた? では今は苦手意識を持っていないのか? と言われると、今でも文章を書くことに苦手意識自体はある。つい昨日も言葉足らずの文章を人に送りつけて混乱を招いた。
それでも、私は現在書いた文章をネット上に毎日のようにばらまいている。
これを書くことで文章が上達するかは分からないが、エッセイなるものを書いてみようではないか。人間生活においては、何事も挑戦が大事である。
とりあえず『狩野緒の○○感想文』では、無理しないような月一くらいの頻度で、体験したことや好きなものについて書いていこうと思う。
物書きもすなるエッセイといふものを、私もしてみむとて、するなり。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます