Log

enoki

第1話 入学式

 桜の花びらが舞う。僕は今日、高校に入学した。

「教室はここで間違いないよな?」僕は今日から高1。

 

 チャイムが鳴るとクラス全員が静かで、何か起こるのを待っていた。

しばらくすると担任の先生と思われる人がやってきた。とても元気な人で、”みちこ”というらしい。入学式が終わり教室に戻ってくると、後ろの席の子が話しかけてくれた。「ねぇ、どこの中学校?」と、僕はすぐに答え、繰り返すようにおんなじ質問をする。彼の名前は”まさと”身長が高く、そしてとても細い、もやしのような子だ。少し話をしていると彼は友達になってほしいという。友達というのはいつの間にかなってるものではないのかと思いながらも上から目線のOKを出した。

 午前中に学校は終わり、家から自転車で約20分のおばあちゃんの家に目的もなく顔を出す。

 今日が終わり、明日は土曜。来週からの学校生活はどうなるのかと期待に胸を膨らませながら布団についた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る