第7話 嫌な手紙

 その時は突然やって来た。私のところへ一通の手紙が届いたのだ。私が何かと思って開けてみると、

『 夢野優璃さんへ 今から1週間後の土曜日、貴方を倒しに行きます。月光公園でに夜9時に来てください。もし来なかったら家族も襲う事になるのでご注意を 玲央』

 率直な反応は「こわっ!」って思った。でも私は考えた。龍堂くんならどうにかしてくれるだろう。そんな軽い気持ちで言いに行くべきでは無かった。

 私は次の日龍堂くんに手紙を渡しに行った。手紙を見せた瞬間龍堂くんは顔をしかめた。

「あいつ・・・」

「龍堂くんこの「玲央」って言う人知ってるの?」

「知ってるも何もこいつは俺の兄弟、俺の兄なんだよ」

「えーーーー!じゃあ何でこの玲央って言う人は私の命を狙ってるの⁉︎」

「しらね」

「えー?無責任すぎない?」

「いや俺のことじゃねーし、どちらにせよ今夜、公園に行く前に俺の家に来てくれ」

「うん。分かった」

 こうして今夜優璃、拓実VS玲央の戦いが始まるのだった。

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