いきなり令嬢！？

1話-令嬢

私が行っている高校は、翼高校です。かなり頭がいいらしいです。たまたま受験に合格しました。そして、うちの学園には、客が多く来ます。この学園の秘密を紹介しますね。

この学校は、御曹司や、令嬢を教育する学校なんです。なので相当頭がいい。令嬢では無い生徒は、子供がいない社長さんなどに、令嬢として教育されることがあるようで。私は令嬢ではないので、誰かに指名されれば人生が変わるということです。

これが学園の秘密です。今日はどんな方が来るかしら。あ、でも休み時間だ。でも休み時間の態度でもどうなるか変わる。なのでしっかり対応しなければ。

「結羅様〜ごきげんよう。」

（態度がでかい橘ホールディングスの令嬢だわ。でもこの人に好かれれば）

「ご機嫌よう。美亜さま。」

というふうに、めんどくさい令嬢などもたくさんいるのがこの学園の特徴です。あ、担任だ。挨拶して来ようかしら。そう思ったのはつかの間。

「結羅さん、お客様からのお呼び出しですよ。応接室5に行きなさい。」

と言われた。ちなみに応接室は5つあります。お金持ちの人が5へ、失礼だけどお金がない企業は1へ行くんです。だからもしかするとお金持ちに？

「こんにちは。私は柚子山ホールディングスの社長の、柚子山です。名刺どうぞ。今回は、結羅さんにお話がござます。」

（お、ついに令嬢に？）

「ごきげんよう。柚子山様。柚子山様にお話をいただけて光栄です。」

「お話は早いと思います。私、実は子供がいなくて、令嬢が必要なことがございまして。結羅さんどうです？」

かなり有名な社長さんだ。柚子山ホールディングスは、世界3大財閥の社長だよ。これはチャーンス！

「実に光栄です。私も、柚子山様の企業に全力を果たしたいと思います。令嬢、なります。」

（よし、言えた。よかったぁ〜！）

「本当ですか!?ではこちらの車にご乗車ください。」

「担任の先生に、早退届けを提出して参ります。」

「承知しました。」

というふうに、スタッフさんとも会話して、担任に伝えた。