第184話昔読んだ小説の話
08/23
こんにちは、仲津です。
昨日はDiscord内での読書会「創作のための読書会 on Discord~太宰治ヴィヨンの妻を読む」があったはずです。
告知があった時は、途中からでもちょっと覗いてみようかと思っていたのですが、すっかり忘れてました。
時間に縛られない生活が長くなったためか、決められた時間に何かをするというのが難しくなっている昨今です。
今は何をするにも気が向くままに、ほとんど時間を気にせずに、好きなように暮らしています。ある意味幸せな余生です。
生きていれば色々と「しがらみ」は多いもので、こうなるまでが長かったですけれどね。
そしてヴィヨンの妻を読み直すのもしてなかった。
私、太宰治の小説を読んだのが中学生の頃で、たぶん内容をほとんど理解しないで読んでいたと思うんですよね。
他に、川端康成とか、石川達三とか、読み始めるとひとりの作家の作品ばかり集中して読んでいたのですが、それらを読むにはちょっと早かったのか、内容はほとんど覚えていません。(作家名の敬称略)
北杜夫、星新一、遠藤周作などは大ファンで学生時代にもずっと読み続けていたので比較的記憶があります。
高校生になると、剃髪前の瀬戸内晴美とか女流作家のドロドロを読んでたかな(笑) その後は翻訳ものの海外ファンタジー小説一辺倒になってしまったので、文豪の名作と言われる作品はあまり読んでいなかったり記憶になかったりと偏っています。
ホラー、ミステリー、推理ものは苦手。特に冒頭で人が死んで刑事さんが推理するという、テレビドラマ定番のお話が苦手です。書いていらっしゃる方も多いと思うので、ごめんなさいね。
推理小説を受け入れられたのはシャーロック・ホームズだけですね。中学生の頃の理想の男性像でした(笑)
ホラーもダメですが、なぜかラブクラフト、いわゆるクトルウは何作か読みました。あれは独特の世界観で、直接的に怖いというより、心理的に追い詰められて行く感じがします。
若い頃は一時期に数冊平行して読んだり、1日に1冊づ読んでいたり、結構読んでいるつもりではいましたけれど、乱読だったのでしょうね。今になって思い返してみると鮮明に内容まで記憶している作品は少ないです。
私の心のふるさとは、ナンシー・スプリンガーの『アイルの書』シリーズ5作です。
ケルト神話を基にしたハイファンタジーで、神(?)と人間の娘との恋、男同士の友情(BLまでは行かない)などがテーマで、幻想的で美しいお話だったように記憶しています。
ハヤカワFT文庫で、今は絶版になっていますが、古本なら手に入るかもしれません。電子書籍化してくれないかなと切に願っている小説です。
他にも記憶が残っているものでは、ハンコック『光の輪』、アンニー『魔法の国ザンス』、フィースト『リフトウォー・サーガ』、エディングス『ベルガリアード物語』、ダンカン『力の言葉』 ジョーダン『時の車輪』他
懐かしすぎる(笑)
参考:書影つきデータベース
https://sciencefiction.ddns.net/sf/database/database00.htm
今はハヤカワではFTじゃなくSF文庫に入っていた『エルリック・サーガ』シリーズを電子書籍で少しづつ再読中です。
最近はWeb小説ばかり読んでいたためか、歳のせいか、「あれ、こんなだったかな」という感じ。昔の翻訳ものの小説はちょっと硬くて読みにくいと感じてしまいました。
若い頃に読んだ時は普通に読んでいたのに、読解力が落ちているのかもしれません。
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