第108話世界詩歌の日・日本詩歌文学館

03/23

こんにちは、仲津です。


3月21日はユネスコが1999年に制定した「世界詩歌の日」だったそうです。

そんな日があるのを初めて知りました。


Copilotによると、「詩を通じて言語の多様性を促進し、危機に瀕する言語による表現を可能とすることを目的としている」とのことです。


岩手県北上市に「日本詩歌文学館」という日本の詩歌に関する資料を収集保存する施設があるのですが、実は、その設立にほんの少しだけ関わったことがあります。


最初に就職したのが、参加していた文芸同人誌主宰の出版社だったという話は以前したと思いますが、詩の文学館が欲しいと言いだしたのが、その主宰(社長)でした。


そういう話を創作の仲間達としていて、飲み友達だったらしい当時の小学館相賀おうが社長(現社長の父上)と話したことがきっかけで、事が動き出しました。


相賀社長から、当時ご存命だった井上靖氏を紹介され、創作仲間に岩手県の新聞記者さんがいたことから、当時の北上市長斎藤氏が興味をもってくださりスタートを切ったものでした。


文学館といっても高名な人ばかりではなく、全国の同人誌や個人の自費出版物まで集めているので、書庫にはおそらく膨大な量の資料があるはずです。


当初は、私が務めていた会社内に、文学館設立のための振興会が置かれていたので、よく会員募集の資料送付の手伝いや、東京で会合を開くときの受付係などをしていました。


設立当時に関わった方々はすでにお亡くなりになったり、引退された方ばかりになりましたが、Xによる情報ですと、文学館の周りが公園になっていて、頻繁にイベントなども開催されているようです。


文学館の歴史には、井上靖氏をはじめ高名な方の名前は残っているのですが、言い出しっぺの主宰の名前は表立っては残っていません。


本人はきっと、「そんなことどうでもいいんだよ」と言いそうですが(笑)

詩歌の日で思い出したので、ここにだけ書いておこうと思います。


いつか実際に文学館を訪ねたいと思っているのですが、いまだに適っていませんけれどね。

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