第66話 魔物狩り2
それから俺とローザは魔物がいるところまでついた。
「あれはヘビか?」
そこにいたのは幅2m長さ約20mぐらいの巨大ヘビだった。
「あれはロイヤルスネークという魔物でこの辺では1番強いと思うぞ。」
「へぇ〜そうなのかちょっと斬ってくる」
そう言って俺は飛び出し、ロイヤルスネークの方へ駆け出す。
そういえばこいつのステータス見てないな。
レベルだけでも見るか。
(スキル"鑑定"発動)
ステータス
名前: ロイヤルスネーク
Lv75
あれ?これだけか…鑑定あんまり使えないな、心眼でいいかも。それにLv75かまぁ高いんだろうけど…
俺はそんなことを思いつつ、〈異空間〉からレーヴァテインを鞘から抜いた状態で走りながら取り出す。レーヴァテインは寝るときは基本的に〈異空間〉にしまってある。
俺はレーヴァテインを右手に構えつつ、ロイヤルスネークの後ろを取り、まだこちらに気づいてないロイヤルスネークの首を斬るためレーヴァテインを上から下に振り下ろす。
ザシュ!
ロイヤルスネークの首と身体が離れ地面に落ち絶命した。
うーんやっぱり相手にならないな。経験値もあんまり入ってきてない感じするし…
「お主、やっぱり強いな」
「そうか?」
「あぁお主以外にロイヤルスネークを一撃で倒せる奴なんかほぼいないぞ。なんだかんだ言ってSランク魔物だからな。」
「え?そうだったの?」
「まぁお主からしたらSランクも他のランクも変わらないとは思うが…」
「でもローザも一撃で倒せるでしょ?」
「魔法を使えばだがな…」
Sランクを一撃できるんならローザも相当強いな。
「SSランクの魔物は倒したことあるのか?」
「まぁあるにはあるんだが…私一人だったし割と苦戦したな。」
「それでも倒せたんなら相当すごいじゃん。SSランクっていったら国を滅ぼせるんでしょ?それを倒せるローザは人の領域を超えてるんじゃないのか?」
「お主がそれをいうか…まぁこれでも長生きしてるんでな。それなりに力はあるぞ。」
やっぱり長生きして…
「なんか失礼なこと考えてないか?」
「い、今のはローザが悪いだろ。自分から年齢の…」
「なんか言ったか?」
「うっ」
威圧がすごい。これ以上はダメだ俺が死ぬ気がする。ローザの前で年齢の話はやめよう。
「そうだ!ローザ他に強い魔物がいる場所知らないか!?」
俺は強引に話を変えた。
「うーん、これ以上強い魔物か…何個かあるがここからじゃ遠いし、相当危ないぞ。」
「まぁ行くのは今度にするから一応教えてよ。」
「それならいいが…まず一つ目は《深淵の森》だなそこはSSSランク以上の魔物しか存在しないらしい。」
《深淵の森》かそういえば本で見たな。帝国にいる間に行って見たいな。
「二つ目は《ドラゴン大迷宮》だな。ここは名前通りドラゴンしか出なくて、100階層まであるダンジョンだ。敵の強さは階層下るごとに強くなっていき力試しで挑む者が多いとか。場所は獣人国だ。」
異世界名物その1ダンジョン!きましたね!
これは結構早めに行きたいところ!
「ありがとうローザ、もう大丈夫だ。」
「もういいのか?」
「あぁダンジョンがあるということがわかったからな。」
「?まぁいいならいいが…」
「よし、そろそろ別の魔物倒しに行こう!」
「あぁ」
それから俺とローザは森の魔物を狩り尽くした。
ローザの剣技を見たけどめちゃくちゃ凄かった。ただ使えるってレベルじゃなく、サーシャと張り合える剣技を持っていた。
「そろそろ戻るか…」
「そうだな、もう朝日が出てきてしまっているし…」
「じゃあ行こうか。」
俺はそう言ってローザに手を差し出す。
「あぁ」
そう言いながらローザは俺の手を取った。
俺は飛行スキルを発動させローザと一緒に空を飛びローザの部屋まで戻った。
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