第47話 魔法練習

冒険者ギルドに着き、依頼掲示板を見る。

んー特に依頼は残ってないな。普通に依頼を受けないで、魔物を狩りにいくか。


「よし、東の森にいくか」


俺は冒険者ギルドを出て、東の森へと行く。


魔法の練習もしておきたいし、他の魔法も覚えて見るか。

これはまだ言ってなかったがこの世界には5つの基本属性の火、水、風、土、雷に加え、他にも色々な魔法属性がある。

例えばだが、重力魔法これに関しては言葉の通りの意味で、重力を操れるようになる魔法属性だ。

正直これは使ってみたい、なんかかっこいいし。


他にも光属性や闇属性、神聖属性なんかもある。

あと古代魔法なんかもあるがこれはあまりわかっていない。まぁこの話はまた今度にして、森が見えてきたな。


取り敢えず今回は基本属性の残り二つを覚えよう。まぁ覚えるって言ってもイメージすればできるんだろうけど、あと〈成長加速〉。

という訳で森に着いたのでやっていこう。

まず覚えるところからやって、それから魔物相手に実践だ。


「よし」


まずは土魔法、イメージは、岩?は一応土魔法か…でも、もっと簡単なイメージがいいな、土の壁のほうがいいか。地面から土の壁を出すイメージで魔力を練って、MPを消費する。


「これでどうだ!」


ピロンッ♪

(土魔法Lv3を習得しました。)


うん、できたな。しかもLv3から…これなら雷もすぐできそうだな。静電気とかからでも覚えられるのだろうか…


ピロンッ♪

(雷魔法Lv1を習得しました。)


は?いや待ってくれ、まだイメージも何もしていないんだが…静電気って言葉を心の中で思っただけなんだけど!?待ってちゃんと覚えさせて!?これ初めからやり直せないの?消せないの?


ピロンッ♪

(虚無魔法Lv1を習得しました。)


いや、だからなんで!?絶対おかしいでしょこれ!?何?虚無魔法って!!消せないのかって思ったら使えるようになったの!?絶対消すの種類違うからね!?意味わかんないんだけど!?習得条件簡単になりすぎだしどうしたの?バグってるんだよな?そうだよな!?


(取り敢えず〈成長加速〉の効果を見て見るか。原因は多分これだろう。)


〈超成長加速〉: ステータスの成長率が1万倍になる。全ての物事において覚えるスピードが1万倍になる。スキルや魔法の熟練度も同様。


んーなんか〈成長加速〉から〈超成長加速〉になってるし…いつの間に進化したんだこれ?普通アナウンス入るよな、ということは、寝ている間か…うんそれしか考えられないな。


はぁ、、、まぁいいか損する訳でもないし…考えるのやめよう。


それより魔物だ。早く実践で使って見たいからな。魔法はいつまで経っても男のロマンだからな。

取り敢えず森を歩いてみよう。


「「「グギャギャ!」」」


しばらく歩いていると異世界お馴染みのゴブリンが3匹出てきた。てか今までなんで出てこなかった?普通魔物と戦うなら最初はゴブリンだよな。テンプレにしては遅すぎるぞ。



「【ロックストーン】」


俺がそう唱えると拳ぐらいの岩が1つ、俺の手の魔方陣から射出された。


「グギャ!」


その岩がゴブリンの顔面に直撃し、首から上が破裂して絶命した。

やっぱり毎度のごとく威力が高いな。そんなことよりなんだこの魔法名は、ロックストーンって、、、直訳するとただの岩と石じゃねーか。他になんかなかったのか?



(【ライトニングボール】x2)


俺が心の中でそう唱えると両肩の後ろから魔方陣が現れ、そこから電気の球が射出される。


「「グギャ!!」」


そして残り二匹のゴブリンも絶命した。



うん、なんか実践練習しにきたのにこれはダメだな。魔法は使わずにちょっと魔物を狩ってから帰ろう。魔法の練習はまた今度強い魔物を狩る時にしよう。


俺はそう思いながら森にいる魔物達を残滅して、帝都に戻った。

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