第3話 ステータス2

「ステータス?ステータスとは一体なんでしょうか?」




そう返したのは言わずもがなイケメン大機君である。




「ステータスとは自分の力を数値化したもので、こちらの水晶に触れるとその数値がわかるというものです。では、、今から勇者様方のステータスを測るので五列になって並んでください。」


「わかりました」


「1.2.3年A組!一列になって並んでください!」




なぜ五列かと言うとあちら側の水晶を持ってる魔術師が5人でこっちもちょうど5組だからだろう。


そしてなぜか2年A組が先頭になってしまった。大機が先頭だったから仕方ない部分もあるだろうけど。




(そこはせめて1年からとかにしようよ?)




そういえば皆んなやけに大人しいな?こんな異常事態普通ならもっと騒ぐと思うんだけどな。まぁいいか…




「それでは勇者様方お願いします!では大機様からどうぞ」


「あれ?僕って名前名乗りましたっけ?」


「いえ先程あちらの方が大機様とおっしゃっていたので」


「そうでしたね。。では改めて一応名乗らせていただきます。僕は神野 大機といいます、よろしくお願いします。王女様」


「こちらこそよろしくお願いします。あと王女様じゃなくて名前で呼んでください。」


「わかりました。サーティ様」


「それでは水晶に手をかざしていただけますか?」


「はい、わかりました」




ステータス




名前: 神野 大機


Lv1


性別: 男


年齢: 17歳


種族: 人族




HP:1200


MP:500


攻撃:1000


防御:1000


魔攻:1000


魔防:1000


俊敏:700


魔力:500




ユニークスキル:聖剣Lv- 攻撃力倍加Lv- 成長促進-Lv 限界突破Lv-


スキル: 鑑定Lv1 異世界言語Lv- 腕力強化Lv1 身体強化Lv1 剣術Lv4




加護:武神の加護 創造神の加護 女神の加護


称号:勇者 異世界転移者 聖剣に選ばれし者




「なんじゃと!?」


「!?」




(今まで無口だった王様が反応したぞ、てかあの人なんで今まで喋らなかったんだ?本当に王様かよ...それよりあのイケメン野郎俺より圧倒的にステータスたけーじゃねーかよ)




「やはり勇者様は大機様でしたね!それにしてもこのステータスは凄まじいですね」


「え?これってすごいのかい?」


「それはもうすごいですよ!初期でこのステータスなら余裕で騎士団に入れますよ!…それにユニークスキルが4つ、そして3神様の加護がついているんですから!歴史上の勇者様でもここまでのステータスの人はいなかったですよ!」


「へぇ〜そうなのか」


「やっぱりすげーな大機は!」


「神野君かっこよくて強いなんてもう無敵!」


「俺一生大輝についていくわ〜!」


「神野君私を守ってぇ〜!」




(リア充爆発しろ!)


そう思いながら水晶に表示されてる大機のステータスをもう一回見る。




(あれ?大機には加護の覧があるのに俺には加護の覧がない??なんでだ?まぁ...いいか、後々わかると思うし)




そう思いながらC組の列を見ると、なにやらあっちでも騒いでる様子だった。




「舞ちゃん聖女だったの!?」


「うん、そうみたい」


「すごいね、流石舞ちゃんだ聖女なんて舞ちゃんにぴったりだね!」


「え〜!?舞ちゃん聖女だったの!?なんかめちゃくちゃしっくりくるしそれになんか強そう!」


「えーそうかな?」




そんな感じに騒いでいると大機のところにいた第4王女様が騒いでるところに駆けつけていた。




「舞様は聖女だったのですか!?」


「えぇ、そう見たいです」


「本当ですか!?それではステータス見させていただきますね!」




そう王女様が言うと同時に俺も舞と呼ばれた人のステータスを見る




ステータス




名前: 石井 舞


Lv1


性別: 女


年齢: 18歳


種族: 人族




HP:1500


MP:1800


攻撃:400


防御:800


魔攻:1000


魔防:1000


俊敏:400


魔力:2500




ユニークスキル:聖杯Lv- 成長促進-Lv 癒しの舞Lv-


スキル: 鑑定Lv1 異世界言語Lv- MP自動回復Lv1 魔力操作Lv2




魔法: 回復魔法Lv5




加護:女神の加護 治癒神の加護


称号:聖女 異世界転移者 聖杯に選ばれし者

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