第2話
後ろを振り向くと警察官がいた。
驚いているとすかさず警察官は俺にこう言った
「君少し警察署まで同行よろしいかな?」
俺は戸惑った
いきなり訳のわからない所に飛ばされ、いきなり警察署まで連れてかれそうになっているこの意味の分からない現実に俺はパニックになった。
ただ何とも言えない危機感が俺を襲った。
しかしその時後ろから女の人の声が聞こえてきた。
「すみません、警察官さんこの人私のお兄ちゃんなんです!今故障しちゃってたから一緒に付き添ってたんですけど、逸れちゃって。」
「そうですか!分かりました。それでは失礼させていただきます!」
そう言って警察官は帰って行った。
そして彼女の方を振り返り俺はお礼を言った。
彼女は結構可愛らしい顔をしている。学生服らしきものを着ているし歳も俺と同じくらいだろう。
そしたら彼女が俺に聞いてくる。
「君、何者?」
少し目を細めながら彼女は聞いてくる。
「俺も気づいたらここにいて今すごい困っているんだ、さっきモニターをみたら2070年と書いてあったけども今は2070年なのか?」
彼女は不思議そうな顔で返答する
「そうだけど。君記憶障害か何かなの?何か普通じゃない事情がありそうね。とりあえず君外に1人でいたら捕まるのも時間の問題だからしばらくうちにいなさい。」
「ありがとう、そうさせてもらいたいけど大丈夫なの?」
「大丈夫よ、うちはお父さんもお母さんもとやかくゆう人じゃないから」
「それならお邪魔させていただくよ。」
本来であれば可愛い子の家に居候なんて夢の様な話だ。
ただ俺の頭の中はパンクしそうでそれどころじゃなかった。
何故こんな所にいるのかも分からないし、捕まるのが時間の問題とはどうゆうことなんだ。
もし仮に本当に未来に飛ばされているなら俺は帰ることができるのか?
そんな事を考えていると彼女が俺に聞いてきた。
「君名前は?」
「山田寛太」
「ふーん、なんか古臭い名前ね、私の名前はみか、よろしくね」
「うん、よろしく」
そんな様な会話をした。俺は内心この子も古臭い名前なのではないかと思った。
「何で俺のことを助けてくれたの?」
彼女は上を向きながら少し考えてから微笑みながらこう言った
「君といれば面白そうだからかな」
そんな理由でおそらく自分にも何らかしらの危害が加わる可能性があるであろう俺を助けた事にかと呆気に取られた。それと同時に感謝もした。
そんな会話をしているうちにミカの家についた。
家に着いたと同時に彼女は興味深そうでもあり、真剣でもある様な顔で俺に聞いてきた。
「君は何故チップがないの?」
俺にはさっぱり意味がわからなかったが、この後受ける彼女の説明に俺は唖然とした。
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