私が見ているのは

 彼の親友をみんな格好良いと話してる。


「おはよう」


 そう私が勇気を出して声をかけると彼は目も合わせずに、あいつなら隣のクラスだよと言ってくる。違うよ。私が見ているのは君。


 正直皆んな言ってるほど格好良いと思わない。君の親友をこんなこと思ってごめん。だけど私が好きなのは君なの。


 だから自分の友達に群がる1人だと勘違いしないで私を見てくれないかな。


 お願いだから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る