花の雲（はなのくも）晩春

天の橋ゆく母彩ふ花の雲　

てんのはしゆくははいろふはなのくも



桜の老樹が紫の空へ花びらを飛ばしている

この世の風景とは思えぬ違和感の中

母がにこりと微笑んだような


夢の中とはいえ

姿を見せてくれた安心感

心に引っかかっていた何かが

溶けて消えていったような

気がした


https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16817330652570275115

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る