縄文人の証明② 連歌 V.1.1

@MasatoHiraguri

第1話 連歌


これもまた、在来種・純粋日本人らしい「同じ人種同士の心で楽しむ」の一つ。主体と客体、演者と観客という分けられた関係ではなく、主体と客体が同一、演者と観客が一体化した関係の中で楽しむという、在来種・純粋日本人らしい楽しみ方。

連歌とは、和歌で、五・七・五の長句と七・七の短句との「唱和を複数の人間で楽しむ」詩歌の形態。

Aさんが、発句(ほっく)として第1句を唱える。すると、Bさんが脇(わき)として次句を唱える、次にCさんが・・・最終句を挙句(あげく)といい、百韻(100句)を基準とする。尻取りゲームのようなもの。三人なり五人なりで、連続する2句の間の付合(つけあい)や全体の変化などを楽しむ。つらねうた。続歌(つづけうた)。


<尻取りゲーム>

  言葉遊びの一つ。はじめの人が言った物の名の語尾の一音を、次の者が頭字として別の物の名を言い、これを順につづけていく。「いす・すずめ・めじろ…」など。)

<付合(つけあい)>」

連歌で前句の中の詞(ことば)と縁のある詞(例えば、松に鶴、柳に燕)を付け合わせて、歌をつなげていく。


  こういう(詩歌の)楽しみ方(が一般的に普及するというの)は、専門家によると世界で日本だけらしい。その理由として私が考えるには、日本には在来種・純粋日本人という、同じ血性をもつ人種が多く存在するからだろう。

「日本人」とは、元来ひとつの血が流れる単一民族であり、何万人・何百万人でも一つの家族なのです。徳島の阿波踊りや高知のよさこい祭りのような「同じ在来種・純粋日本人が集まってやる行事」にそれを端的に感じることができるのです。


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