魔王の手下になった⁉世界を俺の手に‼
kazanagi byo
~俺は魔物に~
魔王の手下へ...
俺の名前は
俺はごく普通の人だ。
いつも同じルーティーンで過ごしている。
しかし今日俺がいつも言っている店にいつもはいない人がいた。
見た目は大きく、あまり近寄りたくない感じだ。
ただ、俺は強い!
だから俺から話しかけてやる!
「すみません」
そういうとその男はこっちを見てきた。
控えめに言って鬼のような顔をしている。
俺は怖がる暇もなくその男に引っ張られて店の裏口に出された。
そこは太陽の光が全く届かない生臭いようなところだった。
「おいお前 名前なんだ?」
「あっあ、紅井龍成です」
強いとか言っていたのにめちゃめちゃビビっている。
「ちょっと来い」
男についてくるよう指示される。
もちろん反抗したらどうなっているかわかっているから指示通り動く。
ついて言って少し開けたと思うとそこにはよく見る青い星型の光ったもの
があった。
俗にいう魔法陣か。
龍成は驚いたが一瞬でそこに乗せられた。
目の前に光が流れる。
「た、楽しい!なんなんだろうあの人」
俺はこんな時にも楽しめるし、と言わんばかりに威張っていた。
それと同時に疑問も持っていた。
ただその時間は一瞬。
次に目を開けたときには目の前にさっきの男が立っていた。
「今日からお前は俺の手下だ」
「は??」
目が点になるとはこのことを指すのだろう。
その後男は続けた
「名乗り忘れていたな。俺はこの世界の魔王だ。ちなみにお前がいた世界とは違ういた世界とは違う。元の世界に戻りたかったら俺を倒しな。」
龍成はきょとんとした顔で聞いた。
「魔王ってことは倒しに来る勇者とかいるんですか?あと俺の立場は何なんですか?あなたもし負けたら俺たちどうなるんですか?」
混乱しすぎて男もとい魔王に質問攻めだ。
魔王は笑いながら答えた
「まず、倒しに来る勇者は山ほどいる。そしてその勇者から俺を守るのがお前らの仕事だ。俺が負けたらみんな一生この世界に住むことになる。そのためにみんな戦うのだ。その代わりお前が俺を倒せば元に戻れる。一年に一回どの魔物になるか決める日がある。その日まで待っていろ」
しばらくたって理解できたようだ。
(俺、魔物になるのか。どの魔物になるかは勝手に決められてしまうのか。ていうかなんで俺?異世界来ちゃった?楽しむしかないか。)
ちなみにどの魔物になるか決める日は『魔決の式』というようだ。
紅井龍成の異世界生活は魔王の手下という立場で始まってしまった。
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