おとぎ話革命

@eryusion

プロローグ 革命の灯火

この世界では本来英雄達に倒されるべき13の悪役達が混沌の使徒カオシアンとして同盟を結んでしまった。


英雄達もこれに対抗して光の使徒ライティアンとして同盟を結び、後に英雄の戦争ラグナロクと呼ばれる戦争を起こすが、対応が後手に回り、敗北してしまう。


逃げ延びた人類は最後の抵抗として周囲を山に囲まれた天険の地に白の国を築き、英雄の戦争ラグナロクの詳細を案内本ガイドブックという本に記録した。

混沌の使徒カオシアンは白の国を除いた地域を13に分割し、それぞれ赤の国、青の国、

緑の国、黄の国、橙の国、藍の国、水の国、

紫の国、紺の国、土の国、灰の国、黒の国、

そして桃の国と名付け、逃げ遅れた人間を奴隷として統治した。


それからおよそ500年後、人類は白の国でいつ混沌の使徒カオシアンが襲って来るのかと恐れながら窮屈な暮らしを送っていた。

そんなある日、一人の少年シーマが案内本ガイドブックを拾う。



これは昔話で人類が敗北した後の世界で、

たった三人の人間によって革命が起きるまでのお話である。

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