9章 再会と悪魔の足音 01
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ソウシ オクノ
Dランク
冒険者レベル23
武器系
メイス Lv.28 長剣 Lv.9
短剣 Lv.5 格闘 Lv.15
防具系
バックラー Lv.16 大盾 Lv.13
身体能力系
体力 Lv.30 筋力 Lv.35
走力 Lv.20 瞬発力 Lv.21
反射神経 Lv.18 身体操作 Lv.10
感覚系
視覚 Lv.15 聴覚 Lv.13
嗅覚 Lv.8 触覚 Lv.8
動体視力 Lv.19 気配感知 Lv.14
精神系
冷静 Lv.13 思考加速 Lv.9
興奮 Lv.3
特殊
再生 Lv.7 安定 Lv.15
剛力 Lv.19 鋼体 Lv.13
翻身 Lv.9 重爆 Lv.14
掌握 Lv.9 衝撃波 Lv.5
不動 Lv.5(new) 鋼幹 Lv.4(new)
毒耐性 Lv.3 幻覚耐性 Lv.4
麻痺耐性 Lv.2 魅了耐性 Lv.1(new)
アイテムボックス Lv.4(new)
特異
悪運 Lv.10
特殊装備
指輪(俊敏+1)
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フレイニル
Eランク
冒険者レベル18
武器系
杖 Lv.13 槍 Lv.3
格闘 Lv.4
防具系
バックラー Lv.5
身体能力系
体力 Lv.13 筋力 Lv.8
走力 Lv.13 瞬発力 Lv.8
反射神経 Lv.8 身体操作 Lv.5
感覚系
視覚 Lv.10 聴覚 Lv.9
嗅覚 Lv.5 触覚 Lv.6
動体視力 Lv.7 気配感知 Lv.9
精神系
依存 Lv.7 精神集中 Lv.14
特殊
聖属性魔法 Lv.13 神属性魔法 Lv.8
命属性魔法 Lv.6 結界魔法Lv.4
二重魔法 Lv.3
鋼体 Lv.2(new) 聖気 Lv.3(new)
命気 Lv.3(new)
消費軽減 Lv.7 充填 Lv.5
毒耐性 Lv.2
特異
聖者の目 Lv.4
特殊装備
亡者の杖(Cランク武器)
指輪(魔法力+1)
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ラーニ
Eランク
冒険者レベル19
武器系
長剣 Lv.19 短剣 Lv.5
格闘 Lv.9
防具系
バックラー Lv.7
身体能力系
体力 Lv.17 筋力 Lv.16
走力 Lv.23 瞬発力 Lv.20
反射神経 Lv.22 身体操作 Lv.12
感覚系
視覚 Lv.10 聴覚 Lv.15
嗅覚 Lv.19 触覚 Lv.8
動体視力 Lv.16 気配感知 Lv.15
精神系
勇敢 Lv.7 思考加速 Lv.5
特殊
付与魔法 Lv.7 疾駆 Lv.7
鋼体 Lv.7 剛力 Lv.6
急所撃ち Lv.5 切断 Lv.5
跳躍 Lv.6 空間蹴り Lv.3
軽業 Lv.3(new) 衝撃吸収 Lv.3(new)
毒耐性 Lv.2(new) 麻痺耐性 Lv.2
冷気耐性 Lv.1
特異
疫病神 Lv.3
特殊装備
指輪(身体能力+1)
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スフェーニア
Cランク
冒険者レベル29
武器系
短弓 Lv.23 細剣 Lv.8
短剣 Lv.5 格闘 Lv.7
防具系
バックラー Lv.9
身体能力系
体力 Lv.12 筋力 Lv.13
走力 Lv.15 瞬発力 Lv.15
反射神経 Lv.12 身体操作 Lv.14
感覚系
視覚 Lv.19 聴覚 Lv.12
嗅覚 Lv.6 触覚 Lv.7
動体視力 Lv.19 気配感知 Lv.19
精神系
冷静 Lv.14 思考加速 Lv.8
精神集中 Lv.16
特殊
火属性魔法 Lv.18 水属性魔法 Lv.14
風属性魔法 Lv.20 地属性魔法 Lv.13
鋼体 Lv.7 剛力 Lv.6
安定 Lv.4
消費軽減 Lv.12 遠見 Lv.13
急所撃ち Lv.13 狙撃 Lv.14
遠矢 Lv.10
毒耐性 Lv.4 麻痺耐性 Lv.3
幻覚耐性 Lv.4 混乱耐性 Lv.3
特異
???
特殊装備
指輪(集中力+1)
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エウロンの城門を入ったところでホーフェナ女史とはいったん別れた。
俺が背負っていたとはいえ彼女にはキツい旅であったはずで、彼女には今ゆっくり休むことが必要だろう。
一方で俺たち5人はそのまま警備隊の詰め所へと向かった。
警備隊の隊員に里長からの手紙を渡すとすぐに責任者が出てきて、子爵邸までの馬車を用意してくれた。馬車に乗ること10数分、俺たちは再び子爵邸の応接の間に足を踏み入れることになった。
「なるほど……委細承知した。シズナ殿の身柄はこちらで預かろう」
里長の手紙から目を離すと、バリウス子爵は顔を上げてそう言った。
「しかしこれは大変に繊細な案件だ。一歩間違えれば隣国と無駄な
子爵は手紙をそのまま後ろに立っている家令のローダン氏に渡した。隣のアナトリア嬢も興味深そうにその手紙に視線を注いでいる。
「ところでソウシ殿のパーティがその手紙にある通りの活躍をしたのであれば大変な功績と言うことになる。貴殿は自分達の功についてどの程度のものと考えている?」
子爵は口の端に微かに笑いを浮かべながら俺を見据えた。どうも俺を試すような雰囲気だ。
「我々がしたことは、奴隷狩りの討伐、里を襲撃した3体のゴーレムの討伐、および
「ほう? 手紙にあった里長の論が正しければ、政治的な部分までの功績もあると思うが?」
「他国の陰謀等に関しましてはあくまで推論に過ぎませんし、恐らくそれが立証されることもないでしょう。無論それを防いだなどという功績も存在しないと考えます」
俺がそう言うとラーニがちょっとだけ不服そうな顔をしたが、これについては仕方ない。実際今回の一件が他国の陰謀であるという物的証拠は一切ないし、よしんば証拠が見つかったとしてもそれをもって他国を糾弾するなど簡単にできることではない。むしろ闇から闇へ葬られ、表面上は何もなかったかのように振舞う……国家間の話としてはそういう決着になるはずだ。前の世界でもそういう駆け引きは随所に見え隠れしていた。
俺の答えにバリウス子爵ははっきりと口を笑いの形に変えた。
「ふっ、さすがに大店にいればそのあたりの駆け引きも分かるか。どこの商会かは知らんが貴殿を失ったのは痛かろうな」
と子爵が評したのは、彼が俺のことを元は大店の人間だと思っているからである。いや、それ自体は間違いでもないのだが。
「よかろう。その部分についてはギルドを通して褒賞を渡すことにする。その方が昇格に有利になるからな。それでいいか?」
「ご配慮いただきありがとうございます。異存ございません」
俺が頭を下げると、子爵は家令のローダン氏を振り返った。
「ローダン。シズナ殿については王都までお連れして、無実であるということを確認したうえで一度オーズ国にお帰りいただく。そんな感じになりそうか?」
「そうでございますね、恐らくそのような運びになるかと思います」
答えを聞くと、子爵はシズナ嬢に目を向けた。
「ということだ。シズナ殿、今しばらく不便をかけるが許されたい。これも貴殿の身を守る為と考えられよ」
「そのことは身に沁みておりますゆえ、以後のことはお任せいたしまする」
シズナ嬢の礼は妙に堂に入っている。スフェーニアが言った通り、彼女もやはりもとは位の高い人間なのかもしれない。子爵の対応も明らかに平民を相手にするそれではないし。
「さてと、ではローダン、シズナ殿を受け入れる準備を始めてくれ。アナトリアは……彼女と話をしたいか?」
「可能ならば」
「いいだろう。私はソウシ殿と少し話をしたい。彼女たちの対応はしばしアナトリアに任せる」
「かしこまりました」
というわけでローダン氏は部屋を出て準備に向かい、子爵と俺は執務室へと向かった。
残ったフレイニルとラーニ、スフェーニアとシズナ嬢の相手はアナトリア嬢が……ということのようだが、おそらくアナトリア嬢が話をしたいのはスフェーニアとだろう。さっきからずっとチラチラ見ていたしな。
「悪いな度々呼び出しちまって」
執務室に着くなり口調をかえる子爵。
「いえ、今回は色々とありましたので」
「まあな。まだちょっと俺の中でも整理がついていないんだが……まずはシズナ嬢についてか。彼女は恐らくオーズのかなり上の方の人間だな。彼女がウチの国内で暗殺されていたら、それだけでかなりヤバかったろう」
「なるほど……冒険者に死はつきものだと思うのですが、暗殺は別なのですか」
「単に殺すだけならダンジョン内でやるのが一番手っ取り早いからな。わざわざ里で暗殺するってことは、『暗殺された』って事実が重要だってことになる。それこそ国家間の問題になるからな」
「それは気付きませんでした。二重三重に面倒な策略だったのですね」
「そういうこった。それからお前さんたちが討伐したゴーレムだが、巨大なフレッシュゴーレムだったんだろう?」
「はい。四足歩行のものと、人の形をしたものと、です」
「それは多分『死体使いのマゼロ』のゴーレムだな。マゼロってのはその筋の世界じゃかなり有名な男だ。そいつの使うゴーレムはB~Cランクはあるって言われてる。先の戦争じゃかなり名前を売った男だ」
「そんな有名人がなぜ陰謀などに?」
「さあなあ。景気のいい雇い主でも見つけたんだろうよ。問題はそのゴーレムをお前さんのパーティだけで全滅させたってところだ。分かる奴ならお前さんたちがおかしいってのにはすぐ気付くぜ。注意した方がいい」
「……分かりました、気を付けます」
「ま、さっさとランクを上げちまうんだな。それが一番面倒がない。それからお前さんが新しくパーティに入れたスフェーニア様についてだが……まさかどういう人間かは知ってるんだろうな?」
「スフェーニア様……ですか?」
子爵が「様」付けするとは……いやな予感しかしないんだが……。
「知らないのかよ。彼女はハイエルフ族って言ってエルフの上位種族なんだ。人間で言えば王族みたいなもんらしい。エルフは支配階級とかそういう考えがないから分かりづらいんだがな」
「それは知りませんでした。ということはパーティに入れるのはよろしくないと言うことになるのでしょうか?」
「いや別にそういうことにはならないだろ。ただ彼女になにかあったら問題になる可能性は高い。なにかあったら、だ。……分かるな?」
「……肝に銘じておきます」
いやまさか公爵令嬢に続いてエルフ族の王族とか、逆に命令されても手なんか出せる相手ではないだろう。まあもとからそのつもりは毛頭ないが。
しかしなんとなく感じてはいたが、スフェーニアは思ったより位の高い人間だったようだ。これでラーニまで実は……なんてことになったら逃げ場がなくなるんだが、そこまで『悪運』スキルも意地が悪くないと信じたいところだ。
別れ際、シズナ嬢には丁重に礼を言われた。
フレイニル達ともいつの間にか仲良くなっていたようで、女子同士かなり別れを惜しんでいたようだ。同じ冒険者同士、縁があればまた会うこともあるだろう。
ギルド前で馬車を下り、久しぶりに受付嬢マリアネと顔を合わせる。依頼完了の手続きを終えると、マリアネはフレイニルとラーニにDランク昇格を告げた。
「ありがとうございます。これでソウシさまと同じですね」
「あ~、やっとDランクになれた。長かった~」
それぞれ感想を述べつつ更新された冒険者カードを受け取る。さすがにパーティ内でCランクとEランクが同居していたのは気になっていたので、そういう意味でもいいタイミングだ。
「ところでソウシさんのパーティは4人になったのですね」
マリアネがスフェーニアをちらりと見ながら言う。その目が意味ありげなのは、スフェーニアの出自を知っていたからかもしれない。
「色々ありましてパーティに入っていただくことになりました」
「スフェーニアさんはCランクですが、リーダーであるソウシさんがCランクでないとCクラスのダンジョンには入れません。お早い昇格をお勧めします」
「そうですね、私としてもそのつもりです。まずはDクラスダンジョンをあと二つ踏破しようと思っていますが、それ以外に何に気を付けたらいいでしょう」
「対人討伐は今回の依頼で達成されていますので、後は討伐依頼、採取依頼、護衛依頼を複数受けていただくことですね」
「分かりました。まずはダンジョンを先に踏破することにします」
「もしトルソンの街に行かれる時には声をかけてください。そちらの方面に依頼がでている可能性もありますので」
「そうさせていただきます。お世話になります」
マリアネも最初に比べると随分と世話を焼いてくれるようになった気がする。まあ恐らくは俺たちを早く上のランクに上げたいというギルドの思惑もあるのだろうが。
この後奴隷狩りの冒険者崩れ3人について検分や諸々の手続き、死体の処分などをしていたりしたら夕方になってしまった。一応賞金も出たが、やはり扱い自体はモンスターに近いようだ。冒険者ギルドとしては彼らが登録されているかどうかを確認し、されていれば『死亡』として情報が更新されるらしい。冒険者の情報はそれなりに管理されているということだろう。
その後ギルドを出て宿の確保に向かう。しかしスフェーニアが入ったせいか、ギルド内で急に視線を感じるようになったな。理由は分からないではないのだが、今後絡まれたりすることもあるのだろうか。
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